【備忘録】日本株下落で投資検討中の12銘柄【日本の高配当株】

株価下落で投資検討中の日本株12銘柄 株式投資

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

*2023/10/10追記

日本株の下落を受けて高配当株で投資を検討したい銘柄が12個出てきたため、それらについて簡単に調べた結果と、私なりの評価を「備忘のため」に残しておきます。

他人の投資候補銘柄を見たり、その検討過程を眺めるのは面白いと感じる人もいると思うので、念のため。気になる銘柄が見つかるきっかけになればうれしいです。

なお9月終わり頃からの下落を受け急遽検討した内容をまとめているため、大雑把な内容、かつこの記事が役に立つ期間も限られるかもしれません。

とりあえず「ここ最近の日本株の下落」にフォーカスした記事として読んでいただければ幸いです。

先に結果だけをまとめておきます。

  • 8929 青山財産ネットワークス 【○】
  • 5020 ENEOS 【×】
  • 7839 SHOEI 【△】
  • 4743 ITFOR 【×】
  • 3166 OCHI HD 【○】
  • 1928 積水ハウス 【○】
  • 8793 NECCS 【×】
  • 7164 全国保証 【△】
  • 9769 学究社 【△】
  • 9795 ステップ 【○】
  • 4041 日本曹達 【△】
  • 6623 愛知電機 【△】

*主に10/4、10/5時点の情報に基づいた内容となっています

スポンサーリンク

前提:久しぶりに買っても良いと思える水準に日本株が下落

日本株は9月末頃の権利落ちからやや急激なペースで下落。

割高感の強い相場がしばらく続いていましたが、ようやく「買い」を検討しても良いのではと思える水準になってきました。

今回とりあげる銘柄は次のようなものです。

  • 日本の高配当株
  • 私がウォッチリストに入れてチェックを続けていた銘柄
  • 株価の下落幅がそれなりに大きく見える銘柄

上記3つの全てに該当している銘柄を、

  • マネックス証券の銘柄スカウター(無料の銘柄分析ツール、スマホのアプリで使用可)
  • IR BANK
  • その企業のIRページ(一部の企業のみ)

でざっと確認した内容を備忘録的にまとめています。

8929 青山財産ネットワークス 【○】

  • 資産コンサル
  • 株価:1,073円(10/5終値)
  • 配当利回り:3.82%
  • 株主優待:あり(ただし2,000株以上~)
  • 12月決算
  • 業績良好
  • 2023/12期で13年連続増配
  • キャッシュフローまあまあ
  • 自己資本比率38%
  • 予想配当性向50%
  • 株主還元方針:安定的・継続的に配当性向50%、増配への意識もあり
  • PER、PBRは5年レンジでまずまずの割安
  • 配当利回り4.0%超なら割安感アリ
  • 評価:配当性向の高さが若干気になるものの、その他は良好で、割安感あり。12月決算であり投資タイミングとしては悪くない。配当利回り4.0%となる1,025円が買い目安か

5020 ENEOS 【×】

ENEOSの予想配当利回り推移(出所:マネックス証券の銘柄スカウター)

過去推移的に配当利回り5.0%付近までは上がらないと割安感ナシ

7839 SHOEI 【△】

  • 世界トップの高級ヘルメットメーカー
  • 株価:2,191円(10/5終値)
  • 配当利回り:3.47%
  • 株主優待:あり(ノベルティか優待割引券)
  • 9月決算
  • 期末一括配当
  • 配当政策は「業績連動&配当性向50%」
  • 2023/9期で11年連続増配
  • 業績良好
  • キャッシュフローも良好
  • 自己資本比率77%
  • 配当性向50%ぐらい
  • PER、PBR、実績配当利回りベースで「割安感アリ」
  • 評価:業績良好で割安感も十分だが、9月末一括配当が過ぎたばかり&業績連動の配当政策が気になるため今回は優先順位低め

4743 ITFOR 【×】

  • ITソリューション
  • 株価:1,080円(10/5終値)
  • 配当利回り:3.70%
  • 株主優待:なし
  • 業績良好
  • キャッシュフローもまずまず
  • 自己資本比率79%
  • 配当性向36%
  • 少なくとも2011年以降累進配当
  • 3月期末一括配当
  • PER、PBRの割安感はまあまあ。とても安いという感じではない
  • 配当利回りは4.0%ぐらいまでいけば割安感あり
  • 評価:優良銘柄だとは思うが、期末一括配当かつ現状の割安感がまだそれほどという感じのため今は見送り

3166 OCHI HD 【○】

  • 住宅資材
  • 株価:1,375円(10/5終値)
  • 配当利回り:3.93%
  • 株主優待:あり(クオカード)
  • 3月決算の年2回配当
  • 配当政策:安定配当
  • 2024/3期で13年連続増配見込み
  • 業績良好
  • キャッシュフローまずまず
  • 配当性向:27%
  • PER、PBRは割安感アリ
  • 配当利回り4.0%付近なら割安感アリ
  • 評価:なかなかの優良銘柄で割安感もあり。投資タイミングとしてはちょうど良いか。目安は配当利回り4.0%となる1,350円あたり

1928 積水ハウス 【○】

  • ハウスメーカー
  • 株価:2,824.5円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.18%
  • 株主優待:あり(魚沼産コシヒカリ。ただし1,000株以上)
  • 業績良好
  • キャッシュフローまあまあ
  • 自己資本比率54%
  • 配当性向40%ぐらい
  • 1月決算
  • 2024/1期で12年連続増配見込み
  • PER、PBRレンジ的にはすごく安いわけではなく、多少の割安感アリという感じ
  • 配当利回り的には4.4%付近で割安感アリ
  • 評価:優良銘柄で1月決算のため投資タイミングとしては悪くない。配当利回りも良い水準に近づきつつあるが、PER、PBRレンジでの割安感がもう少し欲しいところか。とはいえ、今時点でも検討余地はある

8793 NECCS 【×】

  • NECグループの金融会社
  • 株価:3,130円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.15%
  • 株主優待:あり(カタログギフト)
  • 業績まあまあ
  • キャッシュフロー弱い
  • 自己資本比率10%
  • 評価:上記3点(業績、キャッシュフロー、自己資本比率)まで調べた時点で、今は優先的に検討するべき銘柄ではないと判断

7164 全国保証 【△】

  • 住宅ローンの信用保証会社
  • 株価:4,912円(10/5終値)
  • 配当利回り:3.46%
  • 株主優待:あり(クオカードかカタログギフト)
  • 3月決算の期末一括配当
  • 2024/3期で12年連続増配見込み
  • 業績良好
  • キャッシュフローまずまず
  • 自己資本比率46%
  • 配当性向35%
  • PERは普通、PBRは割安感アリ
  • 配当利回りは3.5%で割安感アリ
  • 評価:優良銘柄であろうが、期末一括配当が気になり、配当利回りも相対的に魅力に欠けるため、今は積極的には検討する必要はないか。一段と下がるようなら要検討

9769 学究社 【△】

  • 進学塾「ena」展開
  • 株価:1,984円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.39%
  • 株主優待:なし
  • 3月決算の年2回配当
  • 2012/3期から累進配当
  • 業績良好だが、今期の進捗が悪い
  • キャッシュフローもまずまず良好
  • 自己資本比率54%
  • 配当性向50%
  • PERは割安感アリだが、PBRは少し安いぐらい
  • 配当利回り4.8%ぐらいで割安感アリ
  • 評価:まずまずの優良銘柄だと思うが、配当性向がやや高いこともありもう少し割安感が増したら検討するぐらいが良さそう

9795 ステップ 【○】

  • 神奈川特化の学習塾
  • 株価:1,697円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.12%
  • 株主優待:あり(クオカード)
  • 9月決算の年2回配当
  • 配当政策:配当性向50%
  • 2023/9期で9年連続増配見込み
  • 業績はまあまあ良好
  • キャッシュフロー良好
  • 自己資本比率89%
  • PER、PBRともに割安感アリ
  • 最近の配当性向引き上げのせいもあるが、配当利回り4.0%超で割安感アリ
  • 評価:優良銘柄であるが、配当性向がやや高いのと配当政策が少し気になるか。他に投資先がなければ今時点でも投資タイミングとしては悪くなさそう

4041 日本曹達 【△】

  • 農薬、化学品が主力
  • 株価:5,340円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.49%
  • 株主優待:なし
  • 3月決算
  • 業績まずまず良好
  • キャッシュフローもまずまず良好
  • 自己資本比率67%
  • 配当政策:配当性向40%
  • 2011/3期からの累進配当銘柄
  • PERは割安だが、PBRは割高
  • 配当利回り4.7%ぐらいで割安感アリ
  • 評価:累進配当銘柄であり悪くないが、もう少し割安感が出てほしいところか

6623 愛知電機 【△】

  • 電力制御機器メーカー
  • 株価:3,705円(10/5終値)
  • 配当利回り:4.32%
  • 株主優待:あり(選べるギフト)
  • 3月決算の年2回配当
  • 業績なかなか良好
  • キャッシュフローは波があって少々気になる
  • 自己資本比率54%
  • 2019/3期からの累進配当銘柄
  • 配当性向26%
  • PERはまずまず割安感アリだが、PBRは少々割高
  • 配当利回り4.6%ぐらいで割安感アリ
  • 評価:悪くないがもう少し割安感が出てからの検討でも良いか

まとめ:12銘柄を検討した結果、残った銘柄は4つ

急いで調べた内容をざっとまとめてきました。

  • 8929 青山財産ネットワークス 【○】
  • 5020 ENEOS 【×】
  • 7839 SHOEI 【△】
  • 4743 ITFOR 【×】
  • 3166 OCHI HD 【○】
  • 1928 積水ハウス 【○】
  • 8793 NECCS 【×】
  • 7164 全国保証 【△】
  • 9769 学究社 【△】
  • 9795 ステップ 【○】
  • 4041 日本曹達 【△】
  • 6623 愛知電機 【△】

最終的に投資を検討しても良さそうと思えた銘柄は

  • 8929 青山財産ネットワークス
  • 3166 OCHI HD
  • 1928 積水ハウス
  • 9795 ステップ

の4銘柄です。

ただし10/4の終値では魅力的だったのが、10/5には株価が上がってしまい、やや妙味が薄れた感は否めません。

再び相場が下落に転じるようであれば、上記4銘柄への投資を中心に検討していきたいと思います。

日本株に投資するなら自分でも銘柄分析はしておきたい

本記事では「最近の下落局面で注目している日本株」について簡単にまとめてきました。

こうした「自分が気になる銘柄」を分析できるツールは何か使っているでしょうか?

日本株へ投資するなら、自分でも簡単な銘柄分析をしてからにすることをおすすめします。

理由はいざという時に「焦って売買をしない」ようにするためです。

誰しも経験することだと思いますが、焦って売買してもロクなことになりません

私自身の反省もありますが、「なぜこの銘柄を保有するのか」自分なりに分析して納得していないと、相場のちょっとした変動でスグ不安になってしまいます。

とはいえ

銘柄分析を自分でした方が良いのは分かるけど、

時間がないし、やり方もわからない

という人も多いと思います。

そんな時は投資情報アプリmoomoo証券(ムームー)も選択肢の1つです。

この記事の作成時にも使いました。

「どこかで見たことがある」という人も最近では増えてきたと思いますが、米国のNASDAQに上場するFUTU(フツ・ホールディングス)による次世代金融情報アプリです。

口座開設していなくても投資情報アプリとして利用可能(スマホ・PCの両方に対応)。

無料ですが、アプリ一つで日本株を簡単に調べられるため気に入っています。

ポイントは次のとおり。

シンプルな銘柄分析ならこのアプリ1つで可能

無料

売上高、営業利益、EPS、配当金の推移などを簡単に確認できる

テクニカル分析(弱気~強気シグナル)など売買タイミングを考えるためのデータが多い

決算カレンダーが見やすくチェック漏れを防ぎやすい

NASDAQ上場企業によるアプリであり安心して使える

アプリを使う際にはアカウントを作る必要がありますが、メールアドレスのみで作れるため個人情報が気になる人でも安心です。

使用画面例①EPS推移がわかりやすい
使用画面例②営業利益も確認が簡単
使用画面例③決算チェックも忘れにくい
使用画面例④売買タイミングの参考に

「気になった銘柄の分析記事」がいつもあるとは限りません。

仮に見つかったとしても情報の漏れがあるでしょうし、自分でも調べて納得できるのが一番ですよね。

このアプリだけで分析はバッチリとはいえませんが、気になった銘柄をサッと調べるには最適です。

それだけでもその銘柄の「あり・なし」を大まかに判定できます。

焦って売買して後悔することがないよう、ぜひ試してみてください。

moomoo

moomoo

無料posted withアプリーチ

\日本株の銘柄分析に!/
口座開設ナシでも「無料」で使える投資情報アプリ

(10/10追記)結局2銘柄しか買えず

10月10日時点で、結局次の2銘柄しか買えませんでした。

  • 3166 OCHI HD
  • 9795 ステップ

株数的にも満足いくほどには買えていません。

10/4~5で急いで銘柄について調べつつ本記事を作成していましたが、まさに10/4頃が買い時だったようです。

上がる時は一気に踏み上げてしまうので難しいですね。正直ここまですぐに急反発するとは思っていませんでした。

イスラエル情勢が今後どうなるか注意が必要ですが、少なくともここ数日の米国株・日本株の動きを見る限り、影響は限定的に見えます。

とはいえしばらくは何が起きるかわからないので、買い急ぐことはせずに静観するつもりです。

相場への影響とは関係なく、イスラエルの問題に関心が強まったため、この機会にイスラエル・パレスチナ問題の歴史的、宗教的系譜について学んでみようと思っています。

あわせて読みたい関連記事

タイトルとURLをコピーしました