超高利回りで人気の米国ETF
は、残念なことに新NISAの成長投資枠では投資ができません。
その理由ですが、新NISAでは
が対象から除外されており、JEPIもJEPQも該当してしまったようです。
もちろん同様に人気のQYLDも対象外となっています。
JEPIとJEPQの両方を保有している身として、
と考えていました。
この記事では
- 私が新NISAの成長投資枠でJEPI、JEPQの保有を検討した理由4つ
- JEPI、JEPQがダメな場合の選択肢3つ
- NISAで米国株に投資するなら使いたいツール3選
について書いていきます。
NISAの成長投資枠で高配当株投資をしよう
という人には参考になると思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
私が新NISAの成長投資枠でJEPI、JEPQの保有を検討した理由4つ
残念ながら投資はできないのですが、私が「成長投資枠でJEPI、JEPQに投資をしてみたい」と考えた理由は次の4つからです。
- 非常に高い配当利回りで非課税の恩恵が大きい
- QYLDなどより株価推移がマシ
- 個別株リスクを避けられる
- 東証に似たような投資商品がない
①非常に高い配当利回りで非課税の恩恵が大きい
2024年1月17日時点の分配利回りは
NISAで保有できれば米国で課税される10%を差し引いても、税引後で
という超高配当の恩恵を受けられます。
例えば成長投資枠1,200万円のうち200万をJEPIかJEPQで埋めることで
ぐらいを得られることになります。
それでもなお成長投資枠1,000万円があるため、かなり夢のある数字ではないでしょうか。
②QYLDなどより株価推移がマシ
同じ超高配当系のETFであるQYLDやXYLDと比べて、JEPI、JEPQの株価推移の方がマシです。
JEPIの株価推移は下のチャートのように設定時の株価を割らずに推移しています。
JEPQは一時不調でしたが、持ち直しています。
一方、QYLDは下のチャートのとおり株価が右肩下がり。
XYLDはQYLDよりはまだ良いですが、それでも設定時の株価を割っています。
NISAでは損益通算ができません。
という期待を持ちやすいです。
③個別株リスクを避けられる
JEPIやJEPQであれば個別株のリスクを避けることもできます。
多数の銘柄に分散投資するETFだからですね。
もし構成銘柄の1つが個社別の事情で暴落するようなことがあっても、大きなダメージを負いにくいです。
先ほどと同じですが、NISAでは損益通算ができないため、個別株リスクを避けられるのは見逃せないメリットです。
④東証に似たような投資商品がない
東証のETFや投資信託で「JEPIやJEPQと同じような投資商品がない」というのも、新NISAでJEPI、JEPQに投資したかった理由の1つです。
QYLDやPFFDは東証上場ETFで対応可能ですが、JEPIやJEPQは米国ETFとしてドルで買うしかありません。
これまで挙げてきた理由のとおり、そうするだけの価値があると思えるETFだと考えています。
ちなみにQYLD、PFFDに対応している東証のETFは次のとおりです。
JEPI、JEPQがダメな場合の選択肢3つ
成長投資枠でJEPI、JEPQがダメとなった場合、あくまで高配当株投資がしたいなら次のような選択肢があります。
- VYM、HDV、SPYDの”定番”米国高配当株ETF
- BTI、ULなどのADR銘柄
- 日本の高配当株
①VYM、HDV、SPYDの”定番”米国高配当株ETF
- 米国株で
- 高配当株投資で
- ETFで
となれば、ほぼ必ず名前が挙がる
成長投資枠でこれらのETFに投資をするのも十分、検討余地があると思います。
SPYDはややクセがありますが、全体的に
長期目線では株価の成長と増配の両方を期待できる
からですね。
もちろん、成長投資枠を使うと
米国でとられる税金10%がもったいない
という考え方もあります。
ですがこれほどの優良なETFが日本にあるかというと、「なんともいえない」というのが現状だと思います。
そうであるなら、成長投資枠でVYM、HDV、SPYDに投資をして
というのも一案ではないでしょうか。
②BTI、ULなどのADR銘柄
BTIやULなどのADR銘柄も検討する価値がありそうです。
場合によっては日本株と同じように
配当金をまるまる非課税でもらえる
からですね。
BTIは2024/1/17時点で配当利回り9.42%。JEPIやJEPQと遜色ない利回りです。
ただしイギリスやカナダなど、国によって税率が違う点は注意する必要があります。
選択肢として頭に入れておくだけでも、次のようなメリットがあります。
③日本の高配当株
日本の高配当株も成長投資枠で投資する有力候補になるでしょう。
実際、私も成長投資枠は「日本の高配当株主体」で考えています。
JEPI、JEPQのように単体での分散性は期待できないため、自分でポートフォリオを考えて組むことが必要です。
主なメリットは次のような点でしょうか。
一方で次のようなデメリットも。
身近な投資先ではありますが、メリットとデメリットについて自分なりに納得した上で投資したいですね。
NISAで米国株に投資するなら使いたい無料ツール3選
NISAで「JEPI、JEPQへの投資」を検討した人であれば、
- NISAにしろ
- 特定口座にしろ
米国株を有力な選択肢としていると思います。
ここでは米国株投資で”使える”無料のツールを3つ紹介します。
日本株と比べて情報を得にくい米国株。
使えるものは使って投資の精度を上げたいですね。
- 米国株の大きな動き、個別企業を調べるなら「ウィブル証券」アプリ
- バフェットの保有銘柄に学ぶなら「moomoo証券」アプリ
- レアな米国株を発見するなら「Weiss Ratings」レポート
①米国株の大きな動き、個別企業を調べるなら「ウィブル証券」アプリ
・米国株の大きな動きがよく分からない
・米国の個別株を調べるのに手間と時間がかかる
「米国株の強さに魅力を感じて投資をしたいけど、うまく情報を得られていない気がする」
そんな悩みを抱えている人が多いようです。
実際、私もそうだったので気持ちはよくわかります
そのような時に”使える”無料ツールがウィブル証券アプリ。
アプリ1つで
について手軽に調べられます。
下の画像のように、個別企業や業種ごとの強弱が見られるため、
がアプリからすぐわかります。
ヒートマップが見られるツールは多いですが、「個社別の強弱までチェックできる」ツールは初めて見ました。
を考える際に大きなヒントを得られます。
また次の画像のとおり、個別株の情報もまとめてチェック可能。
アプリ1つで調べられるため、ブラウザを開いて色々なサイトを調べて回る必要がなくなります。
ですが、メールアドレスだけで作れて、アプリはすぐに使用可能です。
ちなみに口座開設をしなくても銘柄分析アプリとして十分に使えますが、
などメリットもあるため、気になる人は口座を作っても損はないでしょう。
”使える”ツールは早く使うほど、実際の投資に役立ってくれます。
「悪くなさそう」と思ったら、気軽にウィブル証券アプリを試してみてください。
②バフェットの保有銘柄に学ぶなら「moomoo証券」アプリ
バフェットの投資動向ってそんなに気する必要がある?
伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏に関するニュースを見て、1度はそう考えたことがある米国株投資家は多いと思います。
私も以前はそう考えていました
ですがバフェット氏の売買動向を軽視することはおすすめできません。
最近では、このようによく指摘されていることが記憶に新しいですね。
バフェット氏の動向が米国株や日本株を動かし、そのまま個人投資家のポートフォリオに影響する可能性は無視できません。
そんなバフェット氏のポートフォリオ(保有銘柄)を簡単にチェックできる無料ツールが、moomoo証券アプリです。
下の画像のようにスマホアプリから簡単にチェックできます。
を手軽に見られるため、例えば
を考えるヒントを得られます。
もちろん、新しい投資銘柄を見つける参考材料にもできますね。
ちなみに先ほど紹介したウィブル証券アプリと同様に、moomoo証券アプリでも
を簡単に見られます。
私はブラウザを開いてサイトを回るのがあまり好きではないため、両方のアプリを使って米国株について情報収集しています
米国株投資家なら「バフェットの今のポートフォリオを見てみたい」と考えることがよくあると思います。
「バフェットに追随しておけば良かった」と後悔したことも、1度や2度じゃないかもしれませんね。
そんなバフェット氏の投資動向を手軽に見られるmoomoo証券アプリ。入れておいて損のないアプリだと思います。
moomoo
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③レアな米国株を発見するなら「Weiss Ratings」レポート
・米国株を調べても紹介されているのがいつも似た銘柄ばかり
・新しい銘柄がなかなか見つからない
米国株投資を始めてしばらく経つと、このような悩みにつき当たる人もよくいます。
私は米国高配当株でJNJ,KO,PGなど”定番”銘柄ばかり目にして、他の高配当株にたどり着くのに時間がかかってしまいました
そのような「普段と違った米国株を知りたい」という時に便利なのが Weiss Ratingsの無料レポートです。
Weiss Ratingsは米国で50年以上の歴史を有する投資格付機関。
無料レポートやメールマガジンで米国株について情報を集められます。
ポイントは次のとおり。
- 今なら『最高ランク米国株トップ25銘柄』というレポートを無料ですぐに読める
- 1万銘柄以上から選ばれたトップ0.1%の「強い米国株」
- レポートで紹介される銘柄は時々変わるため、今の25銘柄は今しか知ることができない
- 25銘柄には米国高配当株&米国グロース株のそれぞれがバランスよく含まれている
- 日本で生活しているだけではよほど知ることができない銘柄が多い
- メールアドレスの登録のみで読める
- 私用のアドレスを登録するのに抵抗感があれば、適当なフリーアドレスでも大丈夫
- 毎回メールマガジンの最後に配信停止のリンクも載っているので、合わなければすぐに登録を解除できる
私は米国の高配当株についてそれなりに知っているつもりでしたが、レポートでは初めて見る銘柄ばかりでした
高配当株投資をするなら「より多くの高配当株を知っておきたい」という人が多いと思います。
ですが0から米国の個別銘柄を探すのはやはり大変。
無料レポート『最高ランク米国株トップ25銘柄』を読めば、なかなか自力ではたどり着けなかった高配当株を見つけられるはずです。
電車の中や病院の待合室で暇な時、休日のスキマ時間の読み物としてもちょうど良いと思います。
まとめ:「JEPI、JEPQは新NISAで買える?」→残念ながら対象外!
この記事では以下の3点についてまとめてきました。
- 私が新NISAの成長投資枠でJEPI、JEPQの保有を検討した理由4つ
- JEPI、JEPQがダメな場合の選択肢3つ
- NISAで米国株に投資するなら使いたいツール3選
私が好きな高利回りETFであるJEPI、JEPQは、残念ながら新NISAの成長投資枠では投資できません。
「QYLDならまだしもJEPIなら何とか…」と思ったこともありますが、新NISAをきっかけに投資家のすそ野が広がることを考えれば仕方ないですね。
特定口座なら今もJEPI、JEPQに投資可能です。
成長投資枠では高配当株に絞ってもさまざまな選択肢があるので、そちらを検討しましょう。
使えるツールはしっかり使いつつ、「自分が満足できるポートフォリオ」を組みたいですね。
最後にあらためて本記事の要点を載せておきます。
▼私が新NISAの成長投資枠でJEPI、JEPQの保有を検討した理由4つ
- 非常に高い配当利回りで非課税の恩恵が大きい
- QYLDなどより株価推移がマシ
- 個別株リスクを避けられる
- 東証に似たような投資商品がない
▼JEPI、JEPQがダメな場合の選択肢3つ
- VYM、HDV、SPYDの”定番”米国高配当株ETF
- BTI、ULなどのADR銘柄
- 日本の高配当株
▼NISAで米国株に投資するなら使いたいツール3選
- 米国株の大きな動き、個別企業を調べるなら「ウィブル証券」アプリ
- バフェットの保有銘柄に学ぶなら「moomoo証券」アプリ
- レアな米国株を発見するなら「Weiss Ratings」レポート