三重県の「高砂」(純米大吟醸)を購入して飲んだので、その感想や購入方法、味わいチャートなどを書いていきます。
この高砂ですが、大変な人気でプレミア価格がついている「而今(じこん)」の蔵元が製造している日本酒です。
初めに簡単な感想をまとめておくと、
- 中濃・中口
- 捉えどころのない哲学な味わいで、農口尚彦研究所や会津宮泉に通じるものがある
- 「濃厚さやすっと消えるような後味など多面的な味わいの日本酒」を飲んでみたいという人におすすめ
でした。
高砂(純米大吟醸)の基本情報
読み方 | たかさご |
都道府県 | 三重県 |
製造者 | 木屋正酒造株式会社 |
内容量 | 720ml |
製造年月 | 2023年1月 |
精米歩合 | 45% |
アルコール分 | 16度 |
原料米品種 | 山田錦 |
使用酵母 | 表記なし |
日本酒度 | 表記なし |
酸度 | 表記なし |
アミノ酸度 | 表記なし |
その他 | 松喰鶴、無濾過、杜氏:大西唯克 |
高砂の口コミサイトでの評価
日本酒の口コミサイトであるSAKETIMEでの評価(本稿作成時点)を参考に載せておきます。
点数 (5.00点満点) | 4.02 |
全国ランキング | ーーー |
三重県ランキング | 4位 |
4.02点と高得点ですが、全国トップ100には登場せず、三重県ランキングで4位という評価です。
「高評価を受けているが全国区には登場してこない、三重県の銘酒の一つ」という感じですね
*全国にはおよそ1.5万銘柄が存在するとされています
高砂(純米大吟醸)の購入方法、購入価格、購入理由
- 【購入方法】遠方の酒屋さん
- 【購入価格】税込3,300円
購入理由
- 非常に好きな銘柄である「而今」と同じ蔵元の製品
- これまで気にはしていても巡り合うことがなかったが、偶然見つけてしまった
- 而今はよほど正規の値段では手に入らないが、目の前の高砂なら適正価格で購入できる
という理由から、しばらく迷った末に我慢できずに購入。
自宅にはふるさと納税でもらった日本酒の在庫がまだたくさんありましたが、千載一遇のチャンスと感じてしまったため、普段なら購入しない価格帯ですが自分なりに思い切ってみました。
高砂(純米大吟醸)の入手困難度・レア度
色々な酒屋さんや居酒屋さを回る中でもそうそう巡り合うことがなく、楽天やAmazonなどの通販サイトではプレミア価格で販売されているので、「ものすごく珍しい」銘柄といえるでしょう。
流通量自体も少ないようです。
- 普通:スーパーやチェーン店の酒屋さんで買える
- やや珍しい:店頭で見かけることは少ないが、Amazonなどで普通に買える
- かなり珍しい:こだわりの強い酒屋さんで買える、Amazonなどで高めの値段で買える
- ものすごく珍しい:店頭で見かけることはほぼない、Amazonなどでプレミア価格がついている
高砂(純米大吟醸)の味わいチャート
※私の主観で各銘柄ごとに作成しているオリジナルのチャートです
高砂(純米大吟醸)を飲んだ感想
- 印象 ➡ 哲学的
- イメージの近い銘柄 ➡ 農口尚彦研究所(石川県)
<コメント>
- 中口
- 中濃
- 軽すぎず重すぎず
- 酸味と苦味が共存
- メロンのような微かな香り
- 粘性はなく、ごく僅かに発泡感がある
捉えどころのない不思議な味わいです
初めて飲みましたが、まずはおいしいです。
その上で色々と感想を挙げていきます。
口に含んだ瞬間は濃厚な味わいを感じるのですが、後半からはスッとキレていく感じがあって非常に不思議です。すっと消えていくようなキレ方は大吟醸ゆえなのかもしれませんが、なんとも神秘的な印象を抱きます。
石川県の「農口尚彦研究所」とは味わいの種類こそ異なりますが、哲学的な味という点では強い共通性が見出せますね。
イメージとしては”霊峰の水を日本酒にした”という感じ。
食事と合わせて飲むよりも、静かな空間で落ち着いて単独で味わう方がその真価を感じられそうです。
同じ蔵元の「而今」は、より味わいがハッキリとしている印象があるので、この高砂とは明確な違いがありそうです。個人的には高砂の方が”わかりにくさ”も”奥深さ”もあるように思います。
どちらかというと日本酒に慣れ親しんだ玄人向けの銘柄かもしれません。
まだ飲んだことがないけど興味は持っているという人には、強くおすすめしたい銘柄ですね。
買ってよかったです。
高砂(純米大吟醸)をおすすめできる人
「濃厚さやすっと消えるような後味など多面的な味わいの日本酒」を飲んでみたいという人におすすめです。
元々の価格も高めですが、ネットで買おうとするとプレミア価格となってしまうので、用途としては「自分へのご褒美」や「プレゼント」が向いているでしょう。
プレゼントに用いる場合は、相手が而今を知っているよう日本酒好きであれば非常に喜んでもらえると思います。もちろん、而今と同じ蔵元であることは念のため説明しておきましょう。
- いつもの晩酌向き(コスパ重視)
- いつもの晩酌向き
- 自分へのご褒美として
- 変わり種が飲みたい時に
- 大切な人への贈り物として
購入方法やおすすめの日本酒通販サイト
高砂(純米大吟醸)の通常購入
*この記事の作成時点では、Amazon、楽天、Yahooのいずれでも購入可能です(最安はYahooの720ml・4680円)
高砂(純米大吟醸)のふるさと納税
*楽天ふるさと納税で、他の日本酒とのセットにはなりますが「高砂」が入手できるようです。プレミア価格でのネット購入は避けたいという人には良い選択肢になるかもしれません
*ふるさと納税は時期によって取り扱いがあったりなかったりします。ほしい方はお早めに
高砂(純米大吟醸)が好きな人へのおすすめ
高砂(純米大吟醸)と似たイメージの日本酒として石川県の「農口尚彦研究所」です。こちらも複雑で哲学的ともいえる味わいが特徴の日本酒です
↓ふるさと納税でお勧めの日本酒を甘口やコスパなどの部門別にランキングで紹介しています。
↓おすすめの日本酒通販サイトはこちらにまとめています。日本酒や酒器(おちょこやワイングラス)の購入に便利なサイト、日本酒やおつまみのサブスクを紹介しています。