
読み方 | --- |
都道府県 | 愛知県 |
製造者 | 関谷醸造株式会社 |
内容量 | 720ml |
製造年月 | 2021年12月 |
精米歩合 | 50% |
原料米品種 | イセヒカリ |
日本酒度 | 表記なし |
酸度 | 表記なし |
アミノ酸度 | 表記なし |
<参考> SAKETIMEでの評価 (本稿作成時点) | (5点満点中)‐‐‐点 全国—位 愛知‐‐‐位 |
購入方法 | 頂き物 |
購入価格 | 譲って頂いた方からの話では税込2,900円程度とのこと |
その他 | 生酒、アルコール分16度 |
感想

- 私 の 好 み に: 合わない 合う
- 印 象: これぞ日本酒の真髄なのかと考えさせられる
- イメージの近い銘柄: なし(私の経験からは見出せず)
<コメント>
日本酒に大変精通されている方から偶然譲っていただいたものです。
流通量がかなり限られており、また銘柄のコンセプトからも通常の日本酒とは一線を画す大変貴重なものだそうです。心して飲んでほしい、そのようなニュアンスの言葉とともに頂くことができました。
貴重さの核心は、使用されている原料米「イセヒカリ」にあります。伊勢神宮にまつわる品種のようです。元来、日本酒は神道との関連性が強く、この品種が如何に貴重かというのもそこに由来するそうです。
私自身は、そのあたりの話を十分に理解できたわけではありません。ですが、日本酒はそもそもどういうルーツを持っているのかといった点などを知っていれば、より日本酒を飲む楽しさが深まるのだろうという直感は持てました。
さて、飲んだ感想です。この銘柄にまつわる特異な説明を聞いたためにバイアスがかなりかかっていると思われます。
日頃飲む日本酒とは相当に別物だという印象でした。日本酒とは何たるかを体現しているような、そんな気持ちにさせられます。私が好む濃醇旨口で香りなど全体的な印象が華やかなタイプとは明確な違いがあります。
ですが、非常においしいです。
味わいは濃醇・旨口です。
香りはどちらかといえば穏やかです。ですが、煌びやかな感じとは違う「美」を感じます。
全くうまく表現できないのですが、写楽や鍋島のような銘柄の華やかさが「花」だとしたら、今回のJapan’s Genesisには「岩や大樹に宿る美」があります。全然伝わらないかもしれませんが、何となくでも言わんとすることが伝わればうれしいです。
なお、製造元は以前記事にもしたことがある「蓬莱泉 空」の関谷醸造さんです。また、私が日本酒選びの参考にしているSAKETIMEさんのサイトにおいて、本酒は蓬莱泉の中の一シリーズとしてレビューされています。ですが、私の印象としては本酒は蓬莱泉の一シリーズとして扱うにはあまりにも特異なものです。
空があまり私の好みとは合わなかったので、本酒も訝しみつつ口にしました。ですが、製造元が同じでもこれほどまでに味わいが違うのかと驚くほどでしたね。
私の日本酒観を相当に揺さぶる銘柄でした。一般の方が入手できる機会は非常に少ないかもしれません。それでも日本酒が好きな方には是非一度口にしてほしいですね。
↓Japan’s Genesisはネット通販では取扱いがないようです。同じ醸造元の蓬莱泉を載せておきます。

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