愛知県の「二兎」(純米)を飲みました。
甘口か辛口か、重いか軽いか、など相反する性質を両方追う。すなわち二兎を追うというスタイルで醸造されています。結果、一定その狙いは達成されつつ、甘さや酸味がやや目立つという印象のお酒でした。
二兎を追ったスタイルでどのような味わいの日本酒になるか、興味を持たれた方は是非飲んでみてほしいですね。

基本情報
読み方 | にと |
都道府県 | 愛知県 |
製造者 | 丸石醸造株式会社 |
内容量 | 720ml |
製造年月 | 2022年4月 |
精米歩合 | 65% |
原料米品種 | 山田錦 |
使用酵母 | 表記なし |
日本酒度 | 表記なし |
酸度 | 表記なし |
アミノ酸度 | 表記なし |
<参考> SAKETIMEでの評価 (本稿作成時点) | (5点満点中)4.17点 全国 63位 愛知 2位 |
購入方法 | 遠方の酒屋さん |
購入価格 | 税込1,800円 |
その他 | 限定流通品 |
感想

- 私 の 好 み に: 合わない 合う
- 印 象: 二兎を追った結果評価がやや難しい感じになっている
- イメージの近い銘柄: 仙禽
<コメント>
以前から興味はありつつ、なかなか飲む機会がなかった銘柄でした。
興味があったというのは、やはり二兎を追ったという銘柄の狙いがどのような味を生み出しているのかという点です。
ザックリと感想をまとめると、
- どちらかというと甘口。後味で若干の辛味があるかどうか。
- 味わいは淡麗でも濃醇でもなくバランスが良い
- 重すぎず、かといって軽くもない
- やや酸味が目立つ
- 複雑さもありつつ、甘さと酸味が感じられる日本酒を飲みたい時におすすめ
ということになります。
二兎を追った結果、二兎を得ている面も確かに感じられました。一方で、甘さや辛さといった特徴がある意味で相殺されて、特徴が感じられにくないと感じる面もありました。悪くいうと半端を感じる部分があるということです。
ですが、どう解釈するか次第ですね。複雑さのある銘柄だと思います。飲む人によって色々な感想が持ち得る面白さがあるでしょう。
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おまけ
↓二兎と似た印象の銘柄として「仙禽 線香花火」です。こちらも甘さと酸味が特徴的です。
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↓色々な日本酒の銘柄が買えるサイトです。私の好きな「くどき上手」、「月不見の池」や「英君」などがあります。品揃えがなかなか良いですね。

↓こちらも各種日本酒が買えるサイトです。「陸奥八仙」、「山形正宗」のほか、人気の「あべ」や当サイトでも取り上げたことのある「にいだしぜんしゅ」などがあります。こちらも良い品揃えですね。
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