三重県の「伊勢乃神」(純米大吟醸)をふるさと納税により入手して飲んだので、その感想などを書いていきます。
初めに簡単な感想をまとめておくと、
- やや濃醇・旨辛
- 熟成酒らしい黒糖っぽい味わいなのにふわっと消える後味が印象的
- 原料米がイセヒカリ×熟成酒という日本酒が飲みたいという人におすすめ
でした。
基本情報(伊勢乃神・純米大吟醸)
読み方 | いせのかみ |
都道府県 | 三重県 |
製造者 | 中山酒造株式会社 |
内容量 | 720ml |
製造年月 | 2018年8月 |
精米歩合 | 30% |
アルコール分 | 16度 |
原料米品種 | イセヒカリ |
使用酵母 | 表記なし |
日本酒度 | 表記なし |
酸度 | 表記なし |
アミノ酸度 | 表記なし |
その他 | 販売者:松阪興産株式会社、火入熟成酒 |
口コミサイトでの評価(伊勢乃神)
当サイトでは通常、日本酒の口コミサイトであるSAKETIMEでの銘柄評価(本稿作成時点)を参考として載せているのですが、今回の「伊勢乃神」は口コミがありませんでした。
まだまだ認知度が高くないのかもしれません。
購入方法と購入価格(伊勢乃神・純米大吟醸)
- 【購入方法】楽天ふるさと納税(三重県・松阪市)
- 【購入価格】寄付額12,000円
*時期により取り扱いがないことがあります。ほしい方はお早めに。
入手困難度・レア度(伊勢乃神・純米大吟醸)
- まず原料米として「イセヒカリ」を使っている日本酒自体が珍しいこと
- 店頭では見たことがないこと
- Amazonなどの通販サイトではやや高めの単価ながら難なく購入できること
というところから、「かなり珍しい」ですね。
- 普通:スーパーやチェーン店の酒屋さんで買える
- やや珍しい:店頭で見かけることは少ないが、Amazonなどで普通に買える
- かなり珍しい:こだわりの強い酒屋さんで買える、Amazonなどで高めの値段で買える
- ものすごく珍しい:店頭で見かけることはほぼない、Amazonなどでプレミア価格がついている
味わいチャート(伊勢乃神・純米大吟醸)
※私の主観で各銘柄ごとに作成しているオリジナルのチャートです
感想(伊勢乃神・純米大吟醸)
- 印象 ➡ 古木のような味わい
- イメージの近い銘柄 ➡ 農口尚彦研究所(石川県)
<コメント>
三重県の「伊勢乃神」です。
楽天ふるさと納税にて、原料米としてイセヒカリを使っている日本酒を探して辿り着きました。
イセヒカリに魅了されたきっかけは、以前記事にした「Japan’s Genesis2022」という日本酒を飲んだことです。
↓その時のレビュー記事です
最近、神道にまつわる本を読んでいたので、伊勢神宮にちなんだ「神の米」ともいわれるイセヒカリは興味の中心だったのです。そもそも、日本酒と神社・神道との関係性は古来から密接なようですしね。
さて、ザックリと飲んだ感想をまとめると、
- 旨辛
- やや濃醇
- やや重さを感じる
- 酸味と苦味のバランスはちょうど良い
- スッキリとした黒糖系の香りがする
- 熟成酒らしい黒糖っぽい味わいなのにふわっと消える後味が印象的
ということになります。
古木を思い浮かべるような奥深い味わいです
期待していた味わいとは異なりました。
イセヒカリだからどうというよりも、古酒ゆえの味わいが前面に出ているでしょうか。伝わりにくいかもしれませんが、日本酒の中では、紹興酒とかウイスキーっぽいちょっとこってりしたような感じです。
ですが、古酒で代表的な銘柄である「木戸泉」と比べると、後味の余韻が残りません。ふわっと消えるような後味なので、これはこれで不思議でおもしろいですね。
イセヒカリでかつ熟成酒(古酒)という日本酒を味わいたいという人にはおすすめです。一方で、イセヒカリそのものの味わいをより楽しめる日本酒を飲みたいという人には、別の銘柄を薦めたいですね。
今年のふるさと納税では、神道にまつわる銘柄というテーマで、
- 伊勢乃神→伊勢神宮の神田で見つかった神の米とも称される”イセヒカリ”で作った日本酒
- 天穏→古代より神道における重要な神社として扱われる出雲大社のある島根県・出雲市の銘柄
- みむろ杉→日本最古の神社ともいわれる奈良県・大神神社のすぐそばで造られる銘柄
という3銘柄を注文しました。残る天穏とみむろ杉も楽しみです。
*念のため、神道に興味があるというのは歴史性・物語性に対するものであり、スピリチュアル的なものではないことを書き添えておきます
おすすめできる人(伊勢乃神・純米大吟醸)
「原料米がイセヒカリ×熟成酒という日本酒」が飲みたいという人におすすめです。
- いつもの晩酌向き(コスパ重視)
- いつもの晩酌向き
- 自分へのご褒美として
- 変わり種が飲みたい時に
- 大切な人への贈り物として
蔵や銘柄についての情報
銘柄やそれを製造する蔵のことを少しでも知ると、より深く日本酒を楽しむことができます。
中山酒造のホームページから特徴などを少しだけピックアップしました。それだけだと情報量が少なかったので、伊勢乃神の製造を支えたクラウドファンディング「Makuake」からも情報をピックアップしています。
- 中山酒造は三重県・松阪市に所在
- 中山酒造の主力銘柄は「白米城」
- 中山酒造は、2017年に火災により廃業の危機に陥ったが、その後復活
- イセヒカリは、コシヒカリが栽培されていた神田で見つかった新種
- 伊勢乃神は中山酒造と、イセヒカリを栽培する松坂興産がタッグを組んで、2017年より製造している銘柄
購入方法やおすすめの日本酒通販サイト
↓伊勢乃神の純米大吟醸(通常購入)はこちら
↓伊勢乃神の純米大吟醸(ふるさと納税)はこちら ※時期により取り扱いがない時もあります
↓伊勢乃神と似た印象の銘柄として「農口尚彦研究所(観音下)」です。こちらも古酒で奥深い独特な味わいの銘柄です。伊勢乃神が好きな方ならきっと気に入ると思います。
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