FI(=経済的自立)を当面の目標に、毎月一定額を日米の高配当株に投資しています。
投資先の候補として200銘柄程度(日本:米国=3:1)をリスト化して定期的にウォッチ。
その中でも、
という条件を満たす銘柄をメインに、逆張り気味に投資をしています。
記事にしている理由ですが「ある銘柄を知っているかどうか」が納得度の高い投資には必要だと考えているので、「こんな銘柄もあるんだ」ということを知ってもらうきっかけになればうれしいというもの。
もちろん自分の投資記録を残しておきたいという思いもあります。
2023年11月の主な投資先
2023年11月の主な高配当株投資先は、
- 日本株
- 青山財産ネットワークス(東証8929、配当利回り3.79%)
- クミアイ化学工業(東証4996、配当利回り3.80%)
- 米国株
- MO(アルトリア・グループ、配当利回り9.59%)
- PM(フィリップモリス、配当利回り5.62%)
の4銘柄となりました。
*配当利回りは、本稿作成時に楽天証券もしくはヤフーファイナンスで表示される数値であり、参考値です
11月分の買付枠で投資をしていますが、実際の投資実行日は相場が下落していた10月の終わり頃に集中しています。
雑感
連続増配株「東証8929 青山財産ネットワークス」へ新規投資
日本株で新規投資となった「青山財産ネットワークス」は、別記事に書いたとおり投資タイミングを見計らっていた銘柄です。
配当利回り4.00%となる株価1,025円で指値注文していましたが、ぎりぎりでそこまで下がらないことが多く、諦めて配当利回り3.9%台での投資となりました。
10月分の投資銘柄「OCHIホールディングス」と同じく、青山財産ネットワークスも日経連続増配株指数の構成銘柄として知りました。
業績はリーマンショック以降は概ね右肩上がりで順調(↓)。
配当実績も連続増配が続いており、申し分なし(↓)。
配当性向も低くはないですが許容範囲内(↓)。
PER、PBR、予想配当利回りのいずれも過去水準と比較して「今は割安」と判断しました。
*PER、PBR、予想配当利回りのいずれも、過去水準との比較はマネックス証券の銘柄スカウターにて行っています。ここでは煩雑になるため詳細は割愛
株主優待にカタログギフトがありますが、2,000株以上(現状の株価で200万円以上)の保有が条件のため、厳しめです。
私自身は1銘柄にそこまでは投資資金を割かない方針を採っています。
従来、日本株では配当利回り4.00%以上を投資対象の目安としてきましたが、今回の青山財産ネットワークスはそれを僅かながら下回りました。
それでもなお投資した理由は
です。
12月に注目イベントを控える「東証4996 クミアイ化学工業」へ追加投資
夏頃に買い集めていたクミアイ化学工業にも追加投資をしました。
配当利回り4.00%となる1,050円で指値注文を出していたところ、たまたま急落する場面で拾えたという感じです。
12月に新たな中期経営計画の発表を予定しています。
「そこで株主還元が強化されるのでは?」という期待を持たせる文面が、決算関係資料に載っています(↓)
期待が先行するかたちで、SNSでも一時話題を集めた銘柄です。
私自身は今回の追加投資で、自分の中での1銘柄あたりの投資上限額に達したため、これ以上の買い増しはしません。
とはいえ私がそこまでこの銘柄に資金を投じている理由は
というもの。
投資家の期待が高まっている分、期待値を下回る内容の計画発表となった場合は、株価が大きく下振れるリスクも十分にあると考えています。
本銘柄に投資を検討する場合は、自分の中で「投機と投資」どちらのストーリーに比重を置いて資金を割こうとしているのか、はっきり自覚してからが良いと思います。
私自身は「投機:投資=4:6」という感覚で投資しました。
クミアイ化学工業については別記事でもまとめており、実際によく読まれています(↓)
米国株はMOへ追加投資&銘柄の入れ替えでVYM,PMを買い増し
米国株ではまず、一時大きく値を下げたMOに追加投資しました。
これでMOも自分の中で投資上限額に達したため、今後は追加投資しないつもりです。
そして毎月の購入枠とは関係なく、米国株の保有銘柄を一部整理しました。
です。
売却はどの銘柄も「全株売却の利益確定」となりました。
バイアンドホールドを基本的な投資方針としてきた私がこれらの銘柄を売った理由は、「日本株の保有銘柄数が急激に増えたことを受け、相対的に情報を得にくい米国株の管理を簡素化したかった」ということです。
また米国株にはVYMという安心して持ち続けられるETFがあり、そこに集約する意義を個人的に十分見出せるという点も大きかったです。
PMも購入しているのは、VYMへの組み替えによりポートフォリオ全体の利回りが下がってしまうのを避けるためです。株価も納得できる水準(90ドル割れ)まで下落していました。
ただ心残りなのは、
- 好きな銘柄だったAMGN
- これから米国の金融引締めの打ち止めを受けて株価上昇が期待できるBLK
を手放したことです。
ですが2銘柄とも取得価額で見た利回りでも3%台。管理の手間を考えるとVYMに集約する意義はあると最終的には考えました。
BLKについては同じく資産運用会社であるTROWを保有しているため、金融緩和の恩恵はこちらで受けられればと思っています。
「配当利回りがそれほど高くないが、なお保有している米国株」は残すところ
- AAPL(少額保有、値上がり期待)
- AVGO(株価好調につき継続保有)
- LMT(不安定な世界情勢を鑑み継続保有)
- MSFT(少額保有、値上がり期待)
の4銘柄のみとなりました。
来月の投資候補銘柄
来月の投資銘柄として注目しているのは、
●米国高配当株
- ABBV
- PM
- UL
- (BTI、MO、TROWも割安感があるが自身の上限額まで保有しているため静観)
●日本高配当株
- 1719 安藤ハザマ
- 2169 CDS
- 3166 OCHI HD
- 4041 日本曹達
- 4503 アステラス製薬
- 6623 愛知電機
- 7164 全国保証
- 8012 長瀬産業
- 8877 エスリード
- 8929 青山財産ネットワークス
- 9658 ビジネスブレイン太田昭和
- 9769 学究社
- 9882 イエローハット
あたりです。
特に決算月(12月)が近いCDSや青山財産Nは大きく下がる場面がないか期待しています。
日本株は決算シーズンが終わり、相場が落ち着きを取り戻しつつあるようにも感じます。
ですが一方で世界情勢は不安定で、一寸先は闇という感も否めません。
相場が上昇していってしまっても、急落するようなことがあっても「どちらでも良い」と思える均衡点となるような資金余力に調整しておきたいと考えています。
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