【東証版XYLD,QYLD,PFFD】Global Xの高配当ETF3銘柄の比較【2868,2865,2866】

2868(東証版XYLD)、2865(東証版QYLD)、2866(東証版PFFD)の比較 株式投資
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高配当(高分配)が人気の米国ETFとして

  • XYLD
  • QYLD
  • PFFD

があります。

実は、これらの銘柄に対応するETFが東証にもあることをご存知でしょうか。

  • 2868 グローバルX S&P500・カバード・コール ETF  *XYLDに対応
  • 2865 グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF  *QYLDに対応
  • 2866 グローバルX 米国優先証券 ETF  *PFFDに対応

の3銘柄です。

森岡
森岡

東証ETFであれば円のまま手軽に投資をすることができ、手数料面でも米国ETFを購入するより有利なことが期待できます

この2868、2865、2866の3銘柄について、

  • 基本情報
  • 3銘柄の株価推移
  • 3銘柄の分配金推移と分配利回り
  • 対象ETF(XYLD、QYLD、PFFD)のトータルリターン比較
  • 投資判断のポイント(メリット・デメリット)

などを調べて考察したので、簡単にですが本ブログ記事にまとめています。

2868、2865、2866が気になる・投資をしようか迷っているという人の参考になればうれしいです。

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2865、2866、2868の基本情報

証券コード286828652866
対象米国ETFXYLDQYLDPFFD
管理会社Global X Japan同左同左
設定日2022年11月4日2022年9月28日2022年9月28日
 売買単位 1口1口1口
株価
*2023/2/8終値
928円1,000円939円
運用資産残高5.43億円8.76億円14.27億円
信託報酬(税込)0.6385%0.6275%0.2575%
分配頻度毎月分配毎月分配毎月分配
決算日毎月10日毎月10日毎月10日
二重課税調整対応対応対応
マーケットメイクありありあり
2023年2月8日時点の情報(GLOBAL X、東証、東証マネ部!より作成)

2868、2865、2866の株価推移

2868 グローバルX S&P500・カバード・コール ETF

出典:Googleファイナンス

2865 グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

出典:Googleファイナンス

2866 グローバルX 米国優先証券 ETF

出典:Googleファイナンス

3銘柄とも上場後の株価推移は軟調です。

ただし2023年1月に入ってからは、米国株相場の持ち直しと同様に、やや値を戻してきています。

2868、2865、2866の分配金推移と分配利回り(概算)

2868 グローバルX S&P500・カバード・コール ETF

出典:東証マネ部!

2868は設定から間もなく、分配金支払いはまだ1回のみです。

仮にこの水準が毎月続いたと仮定した場合の分配利回りは、

19.3%程度(=(15円×12ヶ月)÷928円)となります。

ただし、本家XYLDの分配利回りから考えても、19.3%という利回りは決して現実的な数値ではありません

2868の分配利回りはまだハッキリとしないという認識が適切でしょう。

2865 グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF

出典:東証マネ部!

2865は設定からこれまでに3回の分配金支払いとなっています。

仮にこの水準が続いたと仮定した場合の分配利回りは、

8.8%(=(22円×4)÷1,000円)となります。

絶対値で見れば高利回りですが、まだまだ本家QYLDの分配利回りからは乖離があります。

分配金支払実績が積み上がるまでは、参考程度に考えておいた方が無難でしょう。

2866 グローバルX 米国優先証券 ETF

出典:東証マネ部!

2866も2865と同様、これまでに3回の分配金支払いとなっています。

仮にこの水準が続いたと仮定した場合の分配利回りは、

6.8%程度(=(16円×4)÷939円)となります。

2866は本家PFFDの分配利回りとそれほどの乖離がない状態です。

1年間の分配金支払実績が出揃ったところで利回りを考える方が間違いなく手堅いですが、6.8%という数値も一つの参考値として認識しておいて良さそうです。

対象ETF(XYLD、QYLD、PFFD)のトータルリターン比較

ここでは2868、2865、2866の配当込みのトータルリターンを考えてみます。

ですが、3銘柄のいずれも設定から日が浅いため、適切な比較ができません。

そのため、今回はそれぞれが対象としている米国ETFのトータルリターンを参考として比較してみます。

  • 2868 → XYLD
  • 2865 → QYLD
  • 2866 → PFFD

です。

ベンチマークとしてS&P500を交えたトータルリターンを比較した結果が↓になります。

【比較結果】S&P500 >> XYLD > QYLD > PFFD

出典:Portfolio Visualizer
出典:Portfolio Visualizer

上の図は、(設定日が一番新しいPFFDの比較が可能となる)2017年10月~2023年1月という期間で、

  • S&P500
  • XYLD
  • QYLD
  • PFFD

のトータルリターンを比較した結果です。

結果は、「 S&P500 >> XYLD > QYLD > PFFD 」となりました。

S&P500が圧倒的で、XYLDとQYLDが近しいパフォーマンス、それに劣後するかたちでPFFD、という過去推移だったということになります。

投資判断のポイントをメリット・デメリットから考えてみる

2868、2865、2866に投資するか否かを検討する時に整理しておきたいポイントを、メリット・デメリットを中心にまとめておきます。

ご自身の投資目的や投資方針に照らして、投資する意義を見出せるかどうか検討してみてください。

  • 高い分配利回り(特に2868と2865)
  • 毎月分配
  • 二重課税調整対応なので、確定申告の手間が不要
  • 東証ETFのため売買手数料や為替手数料の面で、米国ETFを買うよりも基本的に有利
  • 最低買付金額が1口千円前後と少額から投資可能
  • 分配金が円で入るため、実際に分配金を使うことを考えた時に利便性が高い
  • S&P500といった王道のインデックスファンドよりも、トータルリターンを犠牲にする可能性が高い
  • 3銘柄とも運用資産残高が小さく、心許ない
  • 上場から日が浅く、現状では流動性や分配利回りが不透明
  • 2866(PFFDに対応)は、3銘柄の中で最も信託報酬が低いが、少なくともこれまでのところはパフォーマンスが低い

以上の点をどう考えるかですね。

個人的にはしばらく様子を見て、流動性や資産規模に問題がなさそうであれば、高配当投資家にとってはサテライトとしての投資として選択肢になり得るかと考えています。

当面は、運用資産残高が一つの目安といわれる30億円を超えてくるかどうかに注目したいところです。

例えば保有額はポートフォリオの5%までに抑える、などです。

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