【東証2236】で配当貴族指数(米国)へ投資できる【グローバルX S&P500配当貴族ETF│連続増配】

東証ETF2236配当貴族指数へ投資できる 株式投資
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(2023年7月更新)

米国株指数の中でも優良な指数として以前から一目置かれているものに「配当貴族指数」があります。

日本ではこれまで配当貴族指数に連動するファンドへの投資は容易ではありませんでした。

しかしこの配当貴族指数に連動するETFとして「2236 グローバルX S&P500配当貴族ETF」が2023年1月13日に東証に新規上場

森岡
森岡

東証のETFであれば、機動的に、簡単に売買をすることができます

この「2236 グローバルX S&P500配当貴族ETF」について、

  • 基本情報
  • 分配金の推移と分配金利回り
  • 配当貴族指数と指数・人気銘柄のトータルリターン比較
  • メリット
  • デメリット
  • 投資判断のポイント

などを調べて考察したので、簡単にですが本ブログ記事にまとめています。

2236が気になる、投資をしようか迷っているという人の参考になればうれしいです。

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2236 グローバルX S&P500配当貴族ETFとは

証券コード2236
名称グローバルX S&P500配当貴族ETF
管理会社Global X Japan
対象株価指数S&P500配当貴族指数(円換算)
上場日2023年1月13日
 売買単位 1口
株価1093円
*2023/7/28終値
信託報酬(税込)0.3025%
分配利回り上場したばかりのため実績なし
分配頻度年6回(隔月)
決算日毎年1,3,5,7,9,11月の各24日
マーケットメイクあり
二重課税調整対応
2023年7月28日時点の情報(GLOBAL X、東証マネ部、Yahooファイナンスより作成)

S&P500配当貴族指数は、「S&P500の構成銘柄のうち25年以上連続で増配している銘柄」により構成されるインデックスです。

森岡
森岡

2236はこのインデックスとの連動を目指すETFです

本ETF組成の思いとして、

当ETFは連続増配に着目した米国株ETFとしては国内で初めての商品であり、投資家の皆さまに新たな選択肢をご提供したいとの思いから当ETFを組成するに至りました

東証マネ部!より引用

とあります。

国内初商品とあるように、配当貴族指数への投資が簡単にできるETFの登場はうれしいことですね。

2236の分配金の推移と分配金利回り

2023年1月の設定から、2023年7月末現在までに3回の分配がありました。

内容は次のとおりです。

基準日分配金(1口当たり)支払開始予定日
2023.3.242円2023.5.2
   5.243円2023.6.30
   7.243円2023.9.1
2236の分配金推移

設定から半年分の分配金合計が8円でした。

ここからはただの試算ですが、これを年換算して1年間の分配金を1口当たり16円とすると、7/28の終値1093円で計算すれば分配金利回りは1.46%です。

同時点の米国ETF「NOBL」の分配利回りは1.93%。やや及ばないものの、これからの推移に期待というところではないでしょうか。

配当貴族指数(NOBL)のトータルリターン比較

それでは、2236が対象指数とする配当貴族指数は、過去のパフォーマンスが良好であったのかそうでないのか。

ここでは配当貴族指数に連動する米国ETFとして実績・人気があるNOBLと、米国の代表的なETFの配当込みのトータルリターンを比較します。

「2236に投資をするとどのようなパフォーマンスを期待できそうか」を考える材料の一つになるはずです。

比較①:S&P500 > NOBL ≒ VIG > VYM

NOBLとS&P500、VYM、VIGのトータルリターン比較(出典:portfolio visualizer)

上の図は、NOBLの比較が可能となる2013年11月~2022年12月という期間で、

  • NOBL
  • 高配当株ETFの代表格VYM
  • 連続増配株ETFとして同じく人気のVIG
  • S&P500

のトータルリターンを比較したものです。

結果は、「 S&P500 > NOBL ≒ VIG > VYM 」となりました。

代表的な指数・銘柄を比較しただけあって、どれも良好なパフォーマンスをあげているように見えます。

森岡
森岡

その中でもS&P500が最も優れ、次いで今回注目している配当貴族指数連動のNOBLとVIGが同等のパフォーマンスとなり、その次にVYMという具合です

比較②:NOBL > JEPI > XYLD > QYLD

NOBLとJEPI、XYLD、QYLDのトータルリターン比較(出典:portfolio visualizer)

上の図は、設定日の新しいJEPIが比較可能となる2020年6月~2022年12月という期間で、

  • NOBL
  • 高分配ETFとして人気のJEPI
  • 高分配ETFとして人気のXYLD
  • 高分配ETFとして人気のQYLD

のトータルリターンを比較したものです。

結果は、「 NOBL > JEPI > XYLD > QYLD 」となりました。

今回注目のNOBLが最良のパフォーマンスという結果です。

森岡
森岡

ただし、JEPIを比較対象としたことで比較期間が短いことには留意が必要です

東証ETF(2236)に投資するメリット7点

2236に投資するメリットについて、管理会社であるGlobal X Japanのホームページからその他のサイトまで色々調べてみました。

私の思うメリットも加えると、概ね次の7点にまとめられます。

  1. 機動的に配当貴族指数への投資が可能
  2. 相対的に下落相場に強いことを期待できる
  3. 円で投資できる
    • 為替手数料が不要
  4. 分配金が出る
  5. 分配金が年6回(隔月)と高頻度
  6. 二重課税調整に対応 *参考:トウシル
    • 外国税額控除の手間が不要
  7. 1口単位で売買できるため少額から投資可能
    • ドルコスト平均法でも投資しやすい

まずは2236の登場で、ETFとして手軽に配当貴族指数に投資ができるようになったということは大きなメリットです。

分配金が年6回、つまり2ヶ月に1回というのも、配当株投資を選好する人にはうれしいポイントではないでしょうか。分配金が出る度に課税があって投資効率が落ちるという指摘もあるでしょうが、一方で投資のモチベーションを維持しやすいということもあります。

森岡
森岡

投資方針次第ですね

東証ETF(2236)に投資するデメリット・リスク3点

次に2236に投資するデメリット・リスクについて調べたり考察した結果です。

こちらは、次の3点が主だったものでした。

  1. 信託報酬が0.3025%とやや高い
    • 投資信託「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」は信託報酬0.1155%
  2. 指数との乖離率に要注意
    • 指値での注文を要検討
  3. 上場してから間もないため、流動性や資産規模に要注意

信託報酬が高いという指摘が比較的多く、私も同意見です。

また、上場後間もなく、資産規模が小さいため流動性に気をつけたいところですね。

目安の一つとしてよくいわれる資産規模30億円をまずは超えてほしいところです。

*2023年7月28日時点の資産規模は25.09億円です(GLOBAL X より)。設定後じわじわと資産規模が拡大しています

投資判断のポイント3点

2236に投資するか否かを検討する時のポイントは、次の3点を自分がどう判断するかということになりそうです。

  1. S&P500や全世界株といった王道のインデックスファンドではなく、配当貴族指数へ投資する理由が自分の中に明確にあるか
  2. 円で配当貴族指数に投資をするなら、より低コストの投資信託「Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)」があるが、それでも2236に投資をしたい理由があるか
    • 観点としては、指値での注文、機動的な売買、分配金、など
  3. 上場から日が浅く、現状では流動性や分配利回りが不透明だが、納得できているか

個人的には、しばらく様子を見て、流動性や資産規模に問題がなさそうであればサテライトとしての投資として良い選択肢になり得るかと考えています。

  • 分配金が年6回もらえる
  • 連続増配銘柄で構成されており将来の分配金への期待が高い
  • 為替手数料をかけずに売買できる
森岡
森岡

この3点が、配当株投資を選好する私としては高評価です。

雑感

今回、東証の高分配ETFを調べていた中で、偶然2236を発見しました。

日本株からの配当金の再投資先として高分配ETF(2868など)はどうかと調べていたのですが、配当貴族指数には以前から注目していたこともあり、せっかくだから2236について調べてみようとなった次第です。

調べた感想としては、「魅力的な点は十分にあるが、資産規模や乖離率などしばらく様子を見てから検討した方が良さそう」というものです。

高いトータルリターンが期待出来たり、分配金が2ヶ月に1回もらえるといった点は個人的には好印象なのですが、信託報酬がちょっと高いかなという印象は拭えないですね。

しばし様子を見てから、具体的な検討に入りたいと考えています。

(2023.7追記)本記事の作成後に実際に2236へ投資しました。あくまでサテライトとしての投資先ですが、資産規模も伸びてきており今後に期待しています。

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