FI(=経済的自立)を当面の目標に、毎月一定額を日米の高配当株に投資しています。
投資先の候補として70銘柄程度(日本:米国=1:1)をリスト化してウォッチしています。
そしてその中でも、
- 移動平均線を下回るなど株価が低迷気味
- 連続増配銘柄もしくは累進配当銘柄
- 日本株:配当利回りが4.0%以上(できれば5.0%以上)
- 米国株:配当利回りがVYMを上回っていてかつ3.0%以上
について、逆張り気味に投資をしています。(2022年10月から投資基準を一部変更)
バイ&ホールドを基本スタイルとしています。
記事にしている理由ですが、ある銘柄を知っているかどうかが納得度の高い投資には必要だと考えているので、「こんな銘柄もあるんだ」ということを知ってもらうきっかけになればうれしいというものです。
もちろん、自分の投資記録を残しておきたいという思いもあります。
3月の主な投資先
2023年3月の高配当株投資先は、
- 日本株
- 大和ハウス工業(東証1925、配当利回り4.09%)
- センコーグループホールディングス(東証9069、配当利回り3.44%)
- 米国株
- PRU(プルデンシャル・ファイナンシャル、配当利回り5.07%)
- BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、配当利回り8.94%)
の4銘柄となりました。
※配当利回りは、本稿作成時に楽天証券もしくはヤフーファイナンスで表示される数値のため、参考値です。
雑感
1925 大和ハウス工業へ新規投資
日本の高配当株の踏み上げを受けて、めぼしい選択肢がどんどん少なくなる中、大和ハウスへ新規投資をしました。
主な投資理由は、
- 配当利回りが4%超であり、投資基準に合致していること
- 株価チャート、PER、PBRから見て割安と判断
- 連続増配年数12年と日本株としては健闘
- 配当性向や配当政策などが悪くない
- CFは気になるものの、業績推移は比較的良好
というものです。
以前記事にした↓のとおり、もともと日本株の投資先としては有力候補でした。
バリュー株が急激とも思える上昇を続ける中、何とか及第点の投資ができたかなという心持ちです。
些末なことですが、大和ハウスへの投資に当たって、せっかく株主優待(グループが運営するホテル棟の利用券)がありながら魅力に乏しく、これなら会社側としても手間や経費がかかる一方、株主にも恩恵があまりないのではないかと悪手に思えたことがややスッキリとしませんでした。
ですから、株主優待はないものとして考え、業績・株価・配当という3つのバランスから投資するかどうかを検討しました。
米国株で久しぶりの新規銘柄への投資【PRU】
米国株のドル配当がある程度たまっていたため、その資金を大手保険会社であるPRUへの新規投資に充てました。
これまでウォッチリストにも入れていなかった銘柄ですが、「早く配当金を積み上げたい」という気持ちが自分の中で強く、配当利回りが高い銘柄を探す中で辿り着きました。
PRUについては、私が投資した時点は配当利回りが5.0%超でした。
日本株で配当利回り5%を超える銘柄にこれといったものがなかったので、悪くない選択肢だったかなと思います。一方で、バーゲン価格というほど株価が落ち込んでいるわけでもないので、これまた及第点の投資だったという温度感でいます。
銘柄入替により9069 センコーへ新規投資&BTIへ追加投資
さて、上記の大和ハウス工業とPRUへの投資が定期的な投資枠によるものでしたが、今月は一部銘柄の入れ替えも行っています。
具体的には、
- GOOGL(アルファベット)とCOST(コストコ)を売却して
- 9069 センコーとBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)に投資をした
というものです。
趣味の投資として、米国株投資を始めたばかりの頃に買っていたGOOGLや、米国グロース株が下落局面に入った頃に買ったCOSTですが、今なお優良銘柄だと見ています。ですが両銘柄は、無配もしくは配当利回りがかなり低いです。
配当金の積み上げに対する切迫感が強い今の私には、他の高配当銘柄へ入れ替えてしまいたいという考えが強く、GOOGLとCOSTは少額ながら利益確定し、
- 業績や配当が比較的良好で、配当利回り3%台ながら最低投資額が日本株の中では小さい【センコー】へ新規投資
- 株価が下落してきて割安感の出てきた高配当ADR銘柄【BTI】へ追加投資
となりました。
以前のように、長期目線で高配当株を買っていくスタイルだったら今回の売買はしなかったと思います。
ですが、投資をする前提が変わり、投資の目的も変わってくると、必然的に投資の方法も変わらざるを得ないですね。
来月の投資候補銘柄
さて、来月の投資銘柄として注目しているのは、
●米国高配当株
- AMGN
- BTI
- PRU
- SO
●日本高配当株
- 1925 大和ハウス
- 9433 KDDI
- 8058 三菱商事
- 3817 SRAHD
- 1605 INPEX
- 9069 センコー
あたりです。
日本株、特に高配当株については
- 3月末の配当や株主優待の権利目的
- PBRを焦点にした東証の施策
- 日本株全体の地合い
これらの要因が絡み合って、かなり株価が上がってきている印象があります。私からするとやや行き過ぎた過熱感のようなものもあります。
ここまで株価が上がると、しばらく前の株価水準が自分の中で基準となってしまうアンカリング効果もあり、全然日本株に魅力を感じません。
いずれ下落局面に再び入ることを期待して、しばらくは静観となりそうです。
一方、米国株の方はやや足踏みをしており、AMGNやBTIなんかは割安感もそれなりにあります。円安の進行に注意を払いつつも、しばらくは米国株への高配当投資に期待をしたいと思います。
↓関連記事です。
先月2023年2月の投資銘柄についてです。
高配当株投資家におすすめの書籍
日本の高配当株投資におすすめの本
日本の高配当株への投資を考えるなら、
日本高配当株ブロガーである長期株式投資さん著の、
という書籍がおすすめです。
相場の暴落に耐えて投資を続けることの重要性を説かれています。
わかりやすく、永久保有推奨銘柄の紹介や銘柄選定の考え方なども読むことができます。
私は日本の高配当株に本腰を入れて投資をしようと決めた時に、かなり参考にさせていただきました。