福島県の「自然郷」(純米吟醸)を購入して飲んだので、その感想、味わいチャート、購入方法などを書いていきます。
自然郷は、「楽器正宗」と同じ大木代吉本店が蔵元の銘柄です。
初めに簡単な感想をまとめておくと、
- やや濃醇・やや甘口
- 楽器正宗よりも少し華やかさを抑えた感じ
- 「コストパフォーマンスの良い濃醇・甘口タイプの日本酒」を飲みたい人におすすめ
でした。
自然郷(純米吟醸)の基本情報
読み方 | しぜんごう |
都道府県 | 福島県 |
製造者 | 合名会社大木代吉本店 |
内容量 | 1800ml |
製造年月 | 2022年3月 |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |
原料米品種 | 表記なし |
使用酵母 | 表記なし |
日本酒度 | 表記なし |
酸度 | 表記なし |
アミノ酸度 | 表記なし |
その他 | SEVEN、中取り、無濾過無加水 |
自然郷の口コミサイトでの評価
日本酒の口コミサイトであるSAKETIMEでの評価(本稿作成時点)を参考に載せておきます。
点数 (5.00点満点) | 4.06 |
全国ランキング | ーーー |
福島県ランキング | 9位 |
4.06点となかなかの高得点ですが、全国トップ100には登場せず、福島県ランキングでは9位という評価です。
「高い評価を得ながらも、十分には注目されていない福島の銘柄の1つ」というところでしょうか
*全国にはおよそ1.5万銘柄が存在するとされています
自然郷(純米吟醸)の購入方法、購入価格、購入理由
- 【購入方法】地域の酒屋さん
- 【購入価格】2,700円(税込)
購入理由
- 同じ蔵元の楽器正宗が非常に好きな銘柄
- 自然郷そのものも口コミサイトにて高い評価を受けていることを知っていた
- よく行く酒屋さんにていつもは見かけないが、偶然見つけた
- 一升瓶で二千円台という手頃さ
というのが購入理由です。
「楽器正宗と同じ蔵の日本酒なら期待していいだろう」という安心感が背中を押しました。
自然郷(純米吟醸)の入手困難度・レア度
店頭で見かけることはほとんどないものの、楽天やAmazonで普通に購入可能なので、「やや珍しい」ですね。
- 普通:スーパーやチェーン店の酒屋さんで買える
- やや珍しい:店頭で見かけることは少ないが、Amazonなどで普通に買える
- かなり珍しい:こだわりの強い酒屋さんで買える、Amazonなどで高めの値段で買える
- ものすごく珍しい:店頭で見かけることはほぼない、Amazonなどでプレミア価格がついている
自然郷(純米吟醸)の味わいチャート
※私の主観で各銘柄ごとに作成しているオリジナルのチャートです
自然郷(純米吟醸)を飲んだ感想
- 印象 ➡ クリアな濃醇甘口系
- イメージの近い銘柄 ➡ 楽器正宗(福島県)
<コメント>
- やや甘口
- やや濃醇
- 軽めの飲み口
- どちらかというと苦味が強い
- 香りは比較的穏やか
- 粘性や発泡感なし
楽器正宗よりも少し華やかさが抑えられているでしょうか。銘柄名からくる印象のとおり、よくいえば「自然、ナチュラル」な感じです。
やや濃醇・やや甘口・苦味ありですが、飲んでいて重さは全く感じず。スルスルと飲めます。
派手さはないが堅実なおいしさといったところでしょうか。
好印象なのは、楽器正宗と同様、価格が手頃だという点。純米吟醸の一升瓶で、これだけの質のものが2千円台というのはうれしいです。
私自身、株式投資で経済的自立を目指しているような人間です。つまり、世間的には財布のひもは固い方でしょう。
毎日の楽しみを担ってくれる大切な趣味の一つが日本酒です。しかし、無制限にお金をかけるということはありません。
あくまで個人的な目安ですが、一升瓶の日本酒はできるだけ4千円未満で買いたい。よほど強い気持ちで飲みたい銘柄があれば4千円以上でも買いますが、基本は~4,000円が私なりの基準となっています。
ですから、十四代や飛露喜といったプレミアがついているような銘柄は、居酒屋で飲むことはあっても、瓶で購入して自宅で晩酌を楽しむということはそうそうないと思っています。そういう意味で、この自然郷や楽器正宗というのは、値頃かつ上質という点で、日頃飲むには大変良い銘柄です。
自然郷(純米吟醸)をおすすめできる人
「コストパフォーマンスの良い濃醇・甘口タイプの日本酒」を飲みたいという人におすすめです。
高い評価を得ながらもリーズナブルな価格で流通しているので、普段の晩酌に良いですね。
- いつもの晩酌向き
- 自分へのご褒美として
- 変わり種が飲みたい時に
- 大切な人への贈り物として
蔵や銘柄についての情報
銘柄やそれを製造する蔵のことを少しでも知ると、より深く日本酒を楽しむことができます。
大木代吉本店のホームページから特徴などをピックアップしました。
- ホームページにあるキャッチフレーズは「喜びを醸す」
- 福島県西白河郡矢吹町に所在
- 1865年創業
- 全国新酒鑑評会やSAKE COMPETITIONなど、受賞歴多数
- 2011年の東日本大震災では蔵が全壊する被害を受けた
- 酒造りの様々な場面で使用している矢吹の水は、軟水
- 自社田を有し、休耕田の復活に取り組んでいる
- 楽器正宗の銘柄名の由来は、君が代の作者とされる人物の「酒造りも楽器を奏でることも、元は同じく神様への捧げ物」という言葉
- 取扱い銘柄は、「自然郷」、「楽器正宗」、「こんにちは料理酒」の3つ
購入方法やおすすめの日本酒通販サイト
↓自然郷(純米吟醸)はこちら
↓自然郷(純米吟醸)と同じ蔵の銘柄「楽器正宗」です。こちらは自然郷よりも少し華やかさがプラスされている印象です。飲み比べてみると良い体験になるでしょう
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