【独学】教養としての「神道・神社」入門~メリット・デメリット、おすすめの本4選や勉強方法など

雑記
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  • 伊勢神宮や出雲大社など有名な神社に行ったけど、何がすごいのかよくわからない
  • 自宅周辺にある神社の存在意義がよくわからない
  • 結婚式を神社でやったけど、神社でやった理由は自分でもよく説明できない
  • イザナミやアマテラスなど、アニメなどでたまに聞く言葉の背景がよくわからない

このようなことを感じたことがある人、そして特に30代の人におすすめしたいこととして、

「教養として神道・神社を学ぶ」

をとりあげてみます。

私はいくつかのきっかけを経て神道についての入門書を読むうちに、神道・神社についての基礎知識を知ると、どれほど実生活がより楽しくなるかを痛感しました。

神道はあまり興味を持たれないために、「生活をより豊かにしてくれるポテンシャル」を秘めながらも目を向けられることがそうそうありません。

そんな神道について、

  • どうして教養として神道を学ぶのに30代が良いのか
  • そもそも神道とは
  • 学ぶメリット・デメリット
  • おすすめの本や基礎知識の学び方
  • 基礎知識を得たらすぐに実行してみたいこと

を紹介していきます。

このブログ記事を読んで、

  • 「教養としての神道を学ぶと、何気ない普段の生活がもう少し豊かになりそうだ」と感じていただけたら、
  • そして実際に学び始めるきっかけとなったら、

とてもうれしいです。

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  1. 教養として神道を学ぶのになぜ30代が良いか
  2. そもそも神道とは→日本の宗教
  3. なぜ私が神道に興味を抱いたか
    1. ①宗教に関心が薄いとされている日本に、実は固有の宗教として神道があることを知った
    2. ②知の巨人といわれる岡潔が日本神話を讃えていた
    3. ③趣味の一つである日本酒と神道は深い関係にあることを知った
  4. 30代から神道を学ぶメリット・効用5つ
    1. メリット①自分自身、ひいては日本人の精神性を考える観点が増える
    2. メリット②普段の生活が楽しくなる
    3. メリット③旅行がより一段楽しくなる
    4. メリット④日本酒を嗜む時の感慨が深くなる
    5. メリット⑤アニメや映画の背景を理解しやすくなる
  5. 30代から神道を学ぶデメリット・不便さ2つ
    1. デメリット①学び方がわかりづらい
    2. デメリット②スピリチュアル系の人だという印象を周囲から抱かれかねない
  6. おすすめの入門書・初心者向けの本4選
    1. ①『日本人として知っておきたい神道と神社の秘密』沢辺有司
    2. ②『教養としての神道』島薗進
    3. ③『日本の成り立ちが見えてくる古事記99の謎』古代ミステリー研究会
    4. ④『日本の信仰がわかる 神社と神々』かみゆ歴史編集部
  7. 神道の基礎知識の学び方3選
    1. Audible ←オススメ
    2. Kindle Unlimited
    3. 図書館
  8. 神道を学んだらすぐに実行してみたいこと
    1. ①自宅近くの神社に行ってみる
    2. ②旅行先の有名な神社に行ってみる
    3. ③みむろ杉やイセヒカリを使った日本酒を飲んでみる
  9. 2024年3月追記:おすすめコンテンツの追加
  10. まとめ:次は実際に神社に行くか、本を読んでみよう
    1. あわせて読みたい関連記事

教養として神道を学ぶのになぜ30代が良いか

神社の境内では日常の喧騒と離れられる

教養として神道を学ぶのになぜ30代がおすすめか。

これは私自身の経験によるところも大きいのですが、一言でいえば

教養として得た神道の知識を、実際に活かせる「余裕」が出てくるから

ということになります。

(当然個人差はあれど)10代や20代と比べて、30代になると仕事や生活に慣れてきて、自分の人生を主体的に考える余裕が生まれてきます。

  • どういう場所に住んで、
  • どういう仕事をして、
  • どういう休日を過ごして、
  • どういう人生を今後歩んでいきたいか、

実際にできる・できないの難易はさておき、こうしたことを考えられる年齢になってきたと感じる方は多いのではないでしょうか。

加えて、30代になると趣味や旅行に使えるお金も、20代までと比べれば余裕が出てくる頃ですよね。

この状態なら、役に立たない無用の長物としての知識ではなく、実際に日々の生活で自然と活きてくる知識として、神道の基礎知識が有用となるのです。

そもそも神道とは→日本の宗教

そもそも神道とは何か?と聞かれて、あなたははっきりと答えられるでしょうか。

わかりそうでわからない。そのような方が多いと思います。

Wikipediaから神道の定義部分を引用すると、

神道は、日本の宗教。教典や具体的な教えはなく、開祖もいない。神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづくアニミズム的、祖霊崇拝的な民族宗教である。

Wikipediaより引用

とあります。

森岡
森岡

これでも少々ボヤっとしているというか、範囲が広すぎて何を指し示しているかわかりにくいかもしれません

具体例を挙げた方がイメージしやすいかもしれません。

  • 八百万の神、お稲荷さん、八幡神などの神々
  • ヤマタノオロチやアマテラスが登場する日本の神話
  • 伊勢神宮から地域の神社まで、大小さまざまな神社
  • 初詣などの行事

等をひっくるめたものになります。

日本人の多くが「自分は無宗教者だ」と自覚しているとよくいわれます。ですが実際のところ、日本には神道という固有の宗教が古来よりあるのです。

そして、初詣や七五三といった私たちによく馴染んだ多くの行事を通して、普通の人々の生活と深く関係しています。

思っていたよりも神道が自分に身近なものかもしれないとは感じてもらえるのではないでしょうか。

なぜ私が神道に興味を抱いたか

稲荷社でよく見る鳥居の、この朱色にも意味がある

さて、最近になってなぜ私が神道に興味を抱いたか。

もともとは全く興味がなく、スピリチュアルな響きから、神道という言葉自体にも距離をとりたくなるような印象を抱いていました。

ですが、次の3つのきっかけから神道についてもっと知ってみたいと思うように。

  1. 宗教に関心が薄いとされている日本に、実は固有の宗教として神道があることを知った
  2. 知の巨人といわれる岡潔の対談本で日本神話を讃える場面があった
  3. 趣味の一つである日本酒と神道は深い関係にあることを知った

①宗教に関心が薄いとされている日本に、実は固有の宗教として神道があることを知った

歴史系Podcast番組の「COTEN RADIO」を聴く中で、世界史・日本史や三大宗教についての大まかな知識を知りました。

その中で、

  • 歴史的にいかに宗教が人々に影響を与えているか
  • 宗教に対する思いがどれほど個人のエネルギーを引き出すか

ということをよく考えていました。

ですが日本に住んでいると、「宗教は縁遠いもの、どちらかというとネガティブな響きがあるもの」という認識を持つことが多い。こう感じるのは私だけではないでしょう。

ところが、そんな日本にも固有の宗教がある。それが神道であり、意識はされていないけれど、私たちの日常に深く溶け込んでいるということを知りました。

果たして神道はどんなもので、私のような一個人にどのように関係しているのか。

このようにして興味を持つこととなりました。

②知の巨人といわれる岡潔が日本神話を讃えていた

知の巨人や博覧強記と評される数学者、岡潔(おか・きよし)が本の中で神道や日本神話を称えていたことも、私の興味を惹きました。(本のタイトルは失念してしまいました)

岡潔について初めて知ったのは、こちらは評論の神様と称される小林秀雄との対談本『人間の建設』を読んだ時です。

無知ゆえですが、以前の私は日本の神話を「昔のよくわからない人たちが作った、取るに足らない与太話」だと考えていました。

そんな日本の神話を、自分では到底及ばないような知識人が讃えていたわけです。

これは自分が日本の神話について何もわかっていないだけで、実は学ぶ価値のあることなのかもしれない。

このように思い至りました。

③趣味の一つである日本酒と神道は深い関係にあることを知った

さらに、私の趣味の一つである日本酒と神道が深い関係にあることを知ったというのも、神道について学んでみようと考えるきっかけとなりました。

↓の記事に出てくるイセヒカリというお米の品種についての説明から派生して、日本酒の起源が神道と関係していたり、今なお日本酒と神道・神社の関係がしっかりあるということを、日本酒通の方から教えてもらう機会がありました。

30代から神道を学ぶメリット・効用5つ

ここでは30代から神道を学ぶメリットや効用について5点説明していきます。

教養としての神道を学ぶのに「メリットやデメリットがどうだ」というのは、少々無粋な気もします。

ともあれ、神道を学ぶ良し悪しがわかった方が、実際に神道について知ってみようと行動する後押しになりやすいと思うので、ここではそのように考えていただけるとありがたいです。

私が実感した30代から神道を学ぶメリットは、具体的には次の5つです。

  1. 自分自身、ひいては日本人の精神性を考える観点が増える
  2. 普段の生活が楽しくなる
  3. 旅行がより一段楽しくなる
  4. 日本酒を嗜む時の感慨が深くなる
  5. アニメや映画の背景を理解しやすくなる

メリット①自分自身、ひいては日本人の精神性を考える観点が増える

先述したように、30代になってくると、仕事や生活にもリズムが生まれ以前よりも余裕が出てきます。すると、自己を内省したり、日本人とは…ということを考える場面も少しずつ増えてくるのではないでしょうか。

そんな時に、神道についての基礎知識があるとそれらを考える観点が増え、より多面的にに物事を考えることができます。

私がおもしろいと感じた例を挙げてみます。

日本人は芯がないとネガティブにいわれることがあります。

外来の事物を礼賛して、むやみやたらに取り入れるためです。

ですが、これは本当にネガティブなことなのでしょうか。

日本固有の宗教である神道も、昔から全く同じすがたを保っているわけではありません。

仏教など外来の宗教と混ざり合って、その形を柔軟に変えることで、今日まで消えることなく続いてきました。

これは私にとっては象徴的で、日本人の柔軟性をポジティブに捉える判断材料の一つとなりました。

日本人のメンタリティーをよく表しているように感じられ、とてもおもしろい例だと思っています。

メリット②普段の生活が楽しくなる

自宅周辺や自分の住んでいる地域など、あちこちに神社が点在しています。

ですが、近くの神社なんて「地味であまり気に留めることもなかった」。そのような方も多いでしょう。

神道や神社について学ぶと、近くにある神社でさえ興味の対象となってきます。

どれぐらいの規模で、何が祀られていて、鳥居や注連縄(しめなわ)がどうで…、と色々な見所があることに気づかされます。

何気なく車で通り過ぎていた神社や、休日の外出先近くにある神社など、実はちょっとした知識があるだけで楽しめる場所が自分の周りにたくさんあることに気づき、普段の生活がより楽しくなるはずです。

自分が住む地域の良いところを再発見することで愛着が沸いたり、気乗りしない外出を「その近辺の神社を訪ねるチャンス」と考えられるようになったり。思わぬ効用を感じられるでしょう。

メリット③旅行がより一段楽しくなる

  • 旅行に行くことを決めたけど、行先の観光地にあまり魅力を感じない
  • せっかく伏見稲荷大社(京都府)、太宰府天満宮(福岡県)、明治神宮(東京都)など観光地として有名な神社に行ったけど、何がすごいのかはよく分からなかった

このような体験がよくありませんか。

実は、こうした旅行にまつわる勿体ないポイントも、神道について少し学ぶだけで好転させることができます。

神社は全国津々浦々、至る所にあるからです。

有名な神社も実は各都道府県にありますし、当然マニアックな神社もたくさんあります。

神道にまつわる基本を押さえるだけで、有名な神社へ旅行した際も十分に楽しめるようになります。

「この神社に祀られている神様は、日本神話のどこどこで登場した神様で、○○なご利益を願われているんだな」

こうしたことが分かるだけで、自分にとってただの観光地だったその神社も、より深みを持って楽しめるようになるでしょう。

メリット④日本酒を嗜む時の感慨が深くなる

「みむろ杉」(奈良県)や「産土うぶすな」(熊本県)など、日本の神話にまつわる銘柄やネーミングの銘柄は実はたくさんあります。

神道について学ぶと、その蔵や銘柄の歴史を知った時、その銘柄名を見た時、「なるほど、これはあれにまつわるものか」ということが分かるようになります。

その銘柄について背景や予備知識を持たずに味わう日本酒ももちろん良いですが、それらを知った上で味わう日本酒には、また違った良さがあります

メリット⑤アニメや映画の背景を理解しやすくなる

意外に思われるかもしれませんが、教養として神道を学ぶことで、アニメや映画の背景をしやすくなるというメリットもあります。

  • 映画『君の名は』で登場する口嚙み酒
  • アニメ『鬼滅の刃』に登場するヒノカミ神楽

など、近年大きな話題となった作品にも、神道にまつわる描写が出てきています。

予備知識があるうえでこうした作品を観ると、より深くその作品を楽しめます。

私自身の体験を挙げてみましょう。

最近PrimeVideoで観た『サマータイムレンダ』というミステリー・ホラー系のアニメに、日本神話の冒頭に出てくる「ヒルコ」が重要な役割で描かれていました。

作中にヒルコが祀られている神社が登場するのですが、私は主祭神がヒルコと分かった時点で「どういう経緯でその神社が信仰されるようになったか、どのような闇を抱えていそうか」、といったことがすぐに想像できました。

あまり有名な作品ではないかもしれませんが、ストーリーそのものも非常におもしろく、自分が最近好きで学んでいた神道の知識も偶然活きたので、思い入れのある作品となりました。

平日の夜や休日に時間を持て余しているという方は是非一度観てみてください。

30代から神道を学ぶデメリット・不便さ2つ

地域の神社にも魅力がたくさんある

続いて、私が実感した30代から神道を学ぶデメリット・不便さについてです。

主に次の2つです。

  1. 学び方がわかりづらい
  2. スピリチュアル系の人だという印象を周囲から抱かれかねない

デメリット①学び方がわかりづらい

神道を学ぶといっても、「そもそも何から手をつけたら良いのかわからない」という人の方が多いでしょう。

日頃生活していても、自分の周囲で「神道が…、神社が…」と話している人などそうそういないですよね。

あまり身近なテーマではないからこそ、学び方がわかりづらいというデメリットがあります。

この点については、後におすすめの本や学び方を紹介しているので参考にしてみてください。

デメリット②スピリチュアル系の人だという印象を周囲から抱かれかねない

個人的にはこのデメリットが大きいかと感じているのですが、

周囲の人から「あの人はスピリチュアルなことに関心の強い人だ」という印象を持たれ、敬遠されかねない

というものです。

この点は、ご自身が周囲の人に神道・神社について話す際、

  • どのような言葉遣いをするか
  • どういったテーマを語るか

といったことに注意すれば、よほど誤解されずに済むでしょう。

宗教的な意味合いからではなく、「教養として神道を学んでいる」というスタイルで割り切れば整理がつきます。

*私の場合は、神通力やパワースポット云々ということではなく、「学問・教養としての神道入門」を推奨しています

おすすめの入門書・初心者向けの本4選

ここでは神道の基礎知識を学ぶのにおすすめの本を4つ紹介します。

①『日本人として知っておきたい神道と神社の秘密』

②『教養としての神道』

③『日本の成り立ちが見えてくる古事記99の謎』

④『日本の信仰がわかる 神社と神々』

私は①~③は後で紹介するAmazonのAudibleというサービスで読み、④については図書館で借りてきて読みました。

《実際の各書の使いどころ》

  • STEP1:まずは①を読めば神道の基礎知識を万遍なく押さえることができます
  • STEP2:続いて②と③を読んで①で学んだ知識を補強するというイメージです
  • STEP3:④は全国の主要な神社について、カラー写真を豊富に使って紹介しています。ご自身の住まれている都道府県や、これから旅行や帰省で訪れる旅先の神社について知るのに大変便利です

①『日本人として知っておきたい神道と神社の秘密』沢辺有司

タイトルに入っている「秘密」という言葉や意味ありげな表紙から、スピリチュアルな要素を感じてしまいそうですが、実際はそんなことはないので安心してください。

神道の入門書として非常にわかりやすい良書です。

内容も網羅的で、この一冊を読めば、神道や神社についての基礎知識をしっかりと押さえることができます。

②『教養としての神道』島薗進

『教養としての神道』というタイトルですが、私が読んだ印象としては「神道入門の一冊目としては読みにくい」というものでした。

ですから、最初の一冊目としてはおすすめが難しいです。しかし、先に紹介した『日本人として知っておきたい神道と神社の秘密』を読んだ後なら、補足的な知識も学ぶことができるのでおすすめできます。

個人的には、天理教など今日の日本でも時々耳にする団体の系譜などが、他書よりも詳述されている点は興味深く読めました。

③『日本の成り立ちが見えてくる古事記99の謎』古代ミステリー研究会

日本の神話というと、古事記と日本書紀によるいわゆる”記紀神話”が中心です。

本書ではそのうちの古事記について、テーマごとに解説されています。

神道の基礎知識を押さえた上で、もう少し踏み込んだことも学んでみたいという場合におすすめです。

神道の入門書では日本神話のつまみ食い的な話が多いので、本書でそうした部分の穴埋めをすることで、日本神話の全体像をよく理解できるようになります。

④『日本の信仰がわかる 神社と神々』かみゆ歴史編集部

日本神話に登場する神々や、日本の主要な神社について、イラストや写真を多用しつつ紹介している本です。

読みやすく、神社や神道に対する具体的なイメージを持ちやすいので、神道の基礎知識を実生活で活かす際に特に有用となる本です。

神道の基礎知識の学び方3選

神道について知ってから訪れる有名な神社は格別

神道の基礎知識を学ぶにはやはり本が便利です。

ここでは、神道にまつわる本を読むための具体的な方法について、次の3つをご紹介します。

  1. Audible ←オススメ
  2. Kindle Unlimited
  3. 図書館

《おすすめの学び方》

  • STEP1:まずはAudible(会員でない方は無料体験期間で十分)を利用して上述したおすすめ本などを聴いて、神道の基礎知識を押さえる
  • STEP2:次にKindle Unlimitedや図書館の本を利用して、知識を整理したり、イラストや写真でイメージを具体化する

Audible ←オススメ

Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックサービスで、本の朗読を聴くことができるというものです。

「聴く読書」ともいわれていますね。

音楽やラジオを聴くのと全く同じようにして「本の朗読を聴く」というとイメージもつかみやすいでしょうか。

聴いているだけで本の内容が頭に入ってくるので、作業や家事などをしながら神道について知ることができます。多忙な現代人にとって非常に便利なサービスです。

私はこのAudibleを使うことで、神道の基礎知識を学ぶことができました。先述した3冊に加えて、何冊もの神道にまつわる本をAudibleで聴いています。

特にAudibleで神道を学ぶことに相性が良いと感じる点があります。

神道に馴染みがない状態で紙の本を読もうとすると、聞きなれない神の名や小難しい漢字がたくさん出てくることで、挫折しかねません。実際、私も紙の本から神道入門を目指していたら途中でやめてしまっていたでしょう。

しかし、Audibleで音声を聴くだけなら、細かいところで立ち止まらずに最後まで本の内容を知ることができます

神道の全体像を理解できると、神道に対する心理的なハードルもぐっと下がります。

そうなればしめたもので、あとは興味のあるトピックについて理解を深めたり、実際の神社へ行ってみることで、神道を学んだ効用を感じることができるようになります。

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Audibleについては別記事でも紹介しているので、興味のある人は是非読んでみてください。使わないのが勿体ないと思うくらい便利なサービスです。

Kindle Unlimited

電子書籍で神道の入門本を読むというのも手軽でおすすめです。

PrimeReadingの対象本だけだと、私が見る限りあまり読みやすい本がないので、Kindle Unlimitedの利用が良さそうです。

無料体験期間も用意されているので、自宅で手軽に本を読みたいという人にはちょうど良いでしょう。

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図書館

書店で紙の本を買うのももちろん良いのですが、個人的には図書館の利用がおすすめです。

何回も繰り返し読むという人は別にして、本を用意しても一回しか読まないという人は正直多いと思います。

それなら、図書館で神道にまつわる入門書を複数冊まとめて借りて読んだ方が、無駄がないはずです。

案外、どの図書館にも神道や神社にまつわる本はたくさん置いてありますし、決して人気のあるジャンルではないので、読みたい本が予約待ちになるということもそうそうないでしょう。

神道を学んだらすぐに実行してみたいこと

神道にまつわる基礎知識を押さえたら、もっと簡単に言ってしまうと入門書を一冊でも読んでみたら、次のことを実行してみることをおすすめします。

神道の基礎知識が、役に立たない知識ではなく、実生活に豊かさをもたらしてくれる知識だということを実感できるはずです。

  1. 自宅近くの神社に行ってみる
  2. 旅行先の有名な神社に行ってみる
  3. みむろ杉やイセヒカリを使った日本酒を飲んでみる

①自宅近くの神社に行ってみる

まずは自宅近くの神社に行ってみましょう。

規模の大小は問いません。小規模でも十分に楽しめるはずです。

  • そもそも神社の名前は何に由来しているか
  • 何を祀っている神社だったのか
  • 鳥居や注連縄しめなわの様子はどうか
  • 本殿や拝殿、摂社せっしゃ末社まっしゃの形はどうか

こういうことに意味を見出せるようになっているでしょう。

これまで目を向けてこなかった地域の神社にも「こんな魅力があったのか」と感じられれば、日常生活にも潤いが出てきます

②旅行先の有名な神社に行ってみる

旅行、帰省、出張。これらの旅先にもたいてい神社があるはずです。

もしその中で有名な神社に足を延ばすことができれば、是非行ってみましょう。

これまで観光地としての神社を何となく見物していただけで、帰ってみたら何だったのかよくわからなかった。

そのような経験とは一線を画す、より多くの発見をしながら神社巡りを楽しめる状態になっていますよ。

③みむろ杉やイセヒカリを使った日本酒を飲んでみる

私のように日本酒が好きな人には、みむろ杉(奈良県)やイセヒカリを原料米とする銘柄(五橋など)など、神道と縁の深い銘柄を飲んでみることをおすすめします。

予備知識がない状態で飲むのも良いですが、神道についての大まかな知識を知った上で日本酒を飲むと、より一層深い味わいが感じられるようになっていると思います。

知識が日本酒をよりおいしくさせるというと言い過ぎかもしれませんが、その効用は十分にあります。

2024年3月追記:おすすめコンテンツの追加

神道をテーマとしたブログではないながらも、趣味が高じて思いのままに作成した本記事。ありがたいことに多くの方に読んでいただいています。

そこで2024年3月に見つけた「神道・神社」にまつわるおすすめコンテンツを追加でご紹介。

ビジネスマンや教養を学びたい人に大人気のPodcast番組「コテンラジオ」の

番外編#100 千年の継承 〜変わる時代と変わらぬ信仰〜 ゲスト:太宰府天満宮 第40代宮司 西高辻󠄀信宏さん(後編)

という回です(以下のYouTubeでも観られます)。

学問の神様”菅原道真”を祀る太宰府天満宮の宮司さんが、ゲストで対談しているコンテンツです。

この中で

  • 神道・神社が私たちの日常や価値観に実はどれだけ影響しているか
  • 神道・神社が現在置かれている苦境
  • これからの神道・神社

が語られており、大変示唆に富んだ内容となっています。

私はこれを聴いてからものすごく神社に行きたくなり、すぐに近くの神社に参拝に行きました

神社のためにという以上に、自分のためにです。

「これほど現代人の抱える苦悩やストレスを和らげるポテンシャルを秘めた場所はそうそうない」

改めてそう実感しました。

全国だいたいどの地域にもあって、静かで、樹齢を重ねた木々に囲まれた少し清らかな気持ちになれる場所。

週に1回や月に1回でも、定期的に神社に参拝をしてやすらぐことは、

  • 気持ちを落ち着け
  • ストレスを和らげ
  • 家族や同僚、自分自身への寛容さを取り戻し
  • 仕事の生産を高める

こんなことにも繋がると思います。

本記事で紹介した本などを読む前に、このPodcastを聴くだけでも十分に神道・神社の魅力がわかるかもしれません。

イチオシです。

Podcastを聴く習慣がない人はYouTubeでもご覧になれます。

まとめ:次は実際に神社に行くか、本を読んでみよう

以上、今回は「30代から”神道”を教養として学ぶ」ことのススメを書いてきました。

  • どうして教養として神道を学ぶのに30代が良いのか
  • そもそも神道とは
  • 学ぶメリット・デメリット
  • おすすめの本や基礎知識の学び方
  • 基礎知識を得たらすぐに実行してみたいこと

など色々とご紹介しましたが、私が伝えたいことは次の一点、

森岡
森岡

あまり注目されない神道だけど、少し学ぶだけで「日常生活から旅行まで」たくさんのことをより一層楽しめるようになりますよ

ということのみです。

場合によっては周りの人からは理解しがたいただの蘊蓄になってしまうかもしれません。しかしそれでも結構だと思います。

自分の幸福感や生活の満足度が上がるなら、それだけで神道について学んでみる意義は十分にあるはずです。

この記事を読んで「神道・神社が気になった」という方は、

近くの神社に実際に行ってみる

Audibleや、Kindle Unlimitedを使って神道・神社関係の知識を学んでみる

ということをやってみてください。とても楽しいと思います。

あわせて読みたい関連記事

↓おすすめの「神道・神社の本11選」です。この記事では神道・神社について学ぶことの全体像を説明してきましたが、具体的な知識を得るにはやはり本が一番。日常生活で使えるレベルの知識はすぐつきます。

↓東京の「明治神宮」の訪問記です。神道・神社についての知識が少しあるだけでも、何も知らないよりははるかに参拝を楽しめることを実感できました。

↓AmazonのオーディオブックサービスAudibleについて登録や使い方を紹介している記事です。Audibleでは神道・神社について学べる本も多数聴けます。ラジオや音楽を聴くように「本の読み上げ」を聴けるため、通勤や家事をしながらでも神道・神社の知識をラクに学ぶことが可能。「忙しいけど神道・神社について学びたい」という人には特におすすめです。無料体験期間(通常30日)だけでも十分に知識を学べると思います。期間内にも解約できるのですが、その場合の費用は0円です。

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