2021年10月現在の投資方針の全体像を備忘録として残しておきます。
投資の目的
私の場合、株式投資の最大の目的は「FIREのFI、すなわち経済的自立」です。
具体的には、「夫婦2人の最低限の年間生活費240万円<税引後の年間受取配当金」の状態となることです。
投資手法
実際の投資手法としては、
- 投資のコアは高配当株投資
- サテライトはNASDAQ100のインデックス投資からグロース株まで雑多なもの
となっています。
投資のコア
- 高配当株(米国連続増配高配当株、日本のインフラファンド)
- 米国高配当ETF(VYM)
投資の目的に対する中心的手段となります。
投資の目的が配当金重視のため、中心的手段となる投資のコアは高配当株や高配当ETFへの投資となっています。
投資のサテライト
- NASDAQ100連動の東証ETF(2631:MAXISナスダック100上場投信)
- 楽天カードの投信積立(eMAXIS Slim 全世界株式)
- 米国グロース株
サテライトの中での投資金額は1が最も大きく、3が最も小さいです。
私の投資のメインの目的は高配当投資によるFIですが、やはりそれだとキャピタルゲインやトータルリターンを犠牲にする面もあるでしょう。
①それはどうしても悲しい、ちょっとはそっちの恩恵も受けたいという欲張りな気持ちから、NASDAQ100への投資をサテライトとして行っています。
S&P500への投資に比べると成長性が追える反面ボラティリティが大きいようですが、高配当投資で成熟株への投資割合が大きい分、サテライトではNASDAQ100に投資をしてもバランスが取れるだろうという考えです。
②楽天カードでの投信積立は、積立額の1%ポイントがつくというメリットに惹かれて、配当金が出ないものの投資をしています。いざという時は、投信を売却して高配当株に買い換えてしまうのも手かなと考えています。課税分はもったいないですが、仕事で限界を迎え生活が破綻しそうな時など差し迫った状況ではそうするのもアリかなということです。
③米国グロース株(個別株)への投資は趣味としての株を楽しみたいという理由からです。色々な銘柄を知るほどに買ってみたい銘柄がどんどん増えてきます。ただし、本筋からは外れるため、額はかなり絞ってお小遣いの範囲程度に留めています。
投資の種銭
もちろん毎月の給与収入がメインの種銭です。
ただ、それとは別で、米国株投資を始めるまでに貯めていた貯金が多少なりあったので、それを3年かけて分散投資することとしています。
まとまった金額を分散投資する際の期間としては、調べるとおおよそ3年〜10年という数字が推奨されています。私の場合、投資に熱が入ってからは、早く投資してしまいたいという気持ちが強かったため、一番短い3年という期間を選択しました。
なお、ボーナスについては当面現預金のまま保有するという方針です。株価低迷や暴落時のための待機資金&精神安定剤としての役割を持たせます。
購入タイミング
毎月給料の受け取り後に、株価が下落気味の銘柄に投資しているわけですが、給料を得たらすぐに投資、というわけではありません。
少なくともここ数ヶ月はですが、毎月1回程度、NYダウやS&P500が中長期の移動平均線を割り込むタイミングがあります。そのタイミングだと、投資候補の銘柄も多くが値下がっているので、そこで買い注文を出すようにしています。
雑感
経済的自立やFIREを目指す場合の投資手法は、インデックス投資&4%ルールが王道だと認識しています。私がそれを選ばない理由は、「取り崩しに抵抗がある」という点に尽きます。
いくら過去のデータ分析である程度の安全性が確認されているとはいえ、株価低迷期や暴落時に株やETFを取り崩すことにはかなり強い抵抗感が生まれることが容易に想像できます。また、それを気にしながら生活しないといけないことも避けたいです。
よって、効率性はインデックス投資に劣後するであろう高配当株投資ですが、継続性や出口を考えた結果、私はこちらを選択しています。