長年使ってきた「楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)」から「日本通信SIM」に乗り換えたため、
- 乗り換えの理由
- 実際の手続き方法
- 日本通信と迷った乗り換え先(HISモバイル)
について紹介します。
乗り換えの前後で変わったことは↓のような感じです。
格安SIM見直しの結果
Before:【楽天モバイル│3.1GBプラン】3.1GB/月、繰越あり、月額1,600円+通話料
After:【日本通信SIM│合理的シンプル290プラン】1GB/月、繰越なし、月額290円+通話料
✓スマホ代をもっと安くしたい
✓MNPワンストップの手続きを知っておきたい
✓楽天モバイル(MVNO)からの乗り換え先を探している
✓日本通信SIMへの乗り換えイメージを知りたい
という人には役立つ内容だと思います。
通信費は「見直すべき家計の固定費」として必ず指摘される部分。
たしかに見直しは面倒に感じますが、一度やってしまえば節約効果はずっと続きます。
浮いたお金を貯蓄や毎月の投資資金に回すも良し、日本酒やおいしいものに使うも良しです。
そして見逃せないメリットが「通信費をムダに払ってる気がする」というモヤモヤ感がなくなること。
すっきりした気分でスマホを使いつつ、浮いたお金を豊かな生活につなげたいですね。
楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)を解約した理由4つ
今回楽天モバイルの解約を決めた理由は次の4つです。
❶相対的に高くなってしまった
❷ふるさと納税のために契約を続けてきたがモヤモヤする
❸12時台の回線の遅さが気になる(日本通信SIMが大丈夫かは不明)
❹FIREを見据えた家計の見直し
❶相対的に高くなってしまった
まずはシンプルに他の格安SIMと比較して「料金が相対的に高くなってしまった」ためです。
私が楽天モバイルを使い始めたのは、楽天モバイルがMVNO事業(ドコモ回線)を始めて間もない頃。それまで大手キャリアに毎月8千円ほど払っていた私からすれば、楽天モバイルの月1,600円は破格の安さでした。
しかしそれから7年以上が経過し、今では月3GBなら1,000円未満が主流です。
さすがに割高感が強くなってきました。
❷楽天ふるさと納税のために契約を続けてきたがモヤモヤする
楽天ふるさと納税である程度大きな支出をするため、「楽天モバイル利用者としてのポイントアップ(SPU)」目当てに利用を続けてきました。
しかし毎月の利用料に割高感を抱きながら楽天モバイルを使い続けることにモヤモヤしていたのも事実です。
たくさんポイントをもらえるよりも「毎月の出費が確実に減った方がすっきりするのでは」と考えるようになりました。
❸12時台の回線の遅さが気になる(日本通信SIMが大丈夫かは不明)
格安SIMにありがちなことだと思いますが、私の利用している楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)も昼の12時台は通信がかなり遅くなります。
時期にもよりますが、ここ最近は特に遅さにストレスを感じる場面が増えていました。
日本通信SIMなら昼でも通信速度がマシになるかどうか、正直使ってみないとわかりません。
とはいえ試してみないことには現状の遅いままなので、とりあえず楽天モバイルは解約することにしました。
(追記)
記事作成後しばらく日本通信SIMを使っての感想ですが、私の場合は昼の12時台でもストレスなく使えています。
楽天モバイルではネット接続のためにしばらく画面をじっと見ていないといけないことがありましたが、日本通信SIMに変えてからは今のところそのようなことがありません。
❹FIREを見据えた家計の見直し
数年後にFIRE(経済的自立によるセミリタイア)を実行に移す可能性が高まってきたため、家計の見直しを進めていることも楽天モバイル解約の理由の1つです。
通信費は「見直すべき固定費」の代表格としてよく指摘されます。
毎月の受取配当金を1,000円増やそうと思うと、配当利回り4%の日本株で37万5000円程度が必要です。
その資金を捻出するよりは、毎月の通信費を1,000円下げる方が余程簡単だと思います。
自分もこの機により安価な格安SIMへ乗り換えることにしました。
↓同じ趣旨で自動車保険も見直しました
日本通信SIMを選んだ理由4つ
乗り換え先として日本通信SIMを選んだ理由は次の4つです。
❶MNPワンストップ方式で手続きが簡単
❷明快な料金体系
❸WiFi主体の自分にちょうど良い格安プラン
❹ギガの上限設定の利便性
❶MNPワンストップ方式で手続きが簡単
日本通信SIMがMNPワンストップに対応していて、乗り換えが簡単なためです。
MNPワンストップであれば、乗り換え時に解約する側(今回は楽天モバイル)でMNP予約番号をとる手続きを省略できます。
格安SIMの変更というと、どうしても「面倒くさい」イメージが自分の中で強いため、少しでもラクならやはりうれしいです。
❷明快な料金体系
日本通信SIMのホームページを見て、料金体系が非常にわかりやすいことも好印象でした。
私が選んだ「合理的シンプル290プラン」は
- 月額基本料290円で1GB
- 1GB追加ごとに220円
- 通話料30秒11円(通話専用アプリ不要)
と非常にわかりやすい内容。
ごてごてしたオプションや条件がないため、「シンプルな格安SIMで良い」と考える自分にはちょうど良いと感じました。
❸WiFi主体の自分にちょうど良い格安プラン
月1GBという通信量が自分には合っているというのも理由です。
私のスマホの使い方は
- 自宅にいるときはWiFi
- 仕事中はポッドキャストやオーディオブックのオフライン再生
- 外出中は動画を観ない
という感じのため、格安SIMの通信量の消費は少なめ。
実際これまでの楽天モバイルは月3.1GBのプランでしたが、毎月使い切ることはなかったです。
❹ギガの上限設定の利便性
データ容量の調節が簡単なのも好印象でした。
万が一、月額基本料分の1GBで足りなくても
✓データ量は上限値まで自動追加されるため、手動で追加する必要がない=手間がかからない
✓データが自動で追加される量に上限を設定できる=使い過ぎの心配なし
です。
ある月に3GB使うとしても、データ量を手動で追加する必要はなく、後で使った分だけ払えば良い(290+220+220で730円)ため、使い勝手が良いです。
楽天モバイルから日本通信SIMへの乗り換え手続き:5STEP
「楽天モバイルから日本通信SIMへ」実際に乗り換えた時の手順を紹介します。
まず実際の申込みを始める前にスターターパックを購入しました。
スターターパックを使うと、初期費用(事務手数料)3,300円を払う必要がなくなります。
購入から到着までの数日を待つ必要はありますが、これで「数百円+ポイント獲得分」の節約は可能。
「乗り換えをすごく急いでいる」という人でなければ利用してはどうでしょうか。
それでは以下、私が実際にした乗り換え手続きを5ステップで紹介します。
すぐに乗り換えをするという人でなくても、「格安SIMの乗り換えはこれぐらいでできるのか」というイメージをつかんでおくだけで、今後役に立つと思います。
- STEP1スターターパックを購入(所要時間10分)
楽天市場で3,000円弱で購入し2日後ぐらいに到着。使途に困っていた楽天の期間限定ポイントを利用。初期費用300円程度の節約
- STEP2スターターパック記載のURLから申込み(所要時間15分)
- プランの選択:私は「合理的シンプル290プラン」
- SIMの選択:私は「カードタイプのSIM]
- MNP方式の選択:私は「ワンストップ方式」
- スターターパック購入の有無:私は「あり」
- データ量の上限値設定(任意):私は「5GB」
- 通話定額オプション:私は「つけない」
- 日本通信のマイページIDの有無:私はないため「新規登録」
- 注意事項や確認事項への同意
- マイページIDとパスワードの登録
- MNPワンストップ転出の申込み:私は楽天モバイルへログイン
- スターターパックの申込コード入力
- 本人確認情報(氏名や住所)+MNPの対象電話番号の入力
- 本人確認書類の撮影・アップロード
- 支払情報(クレジットカード)の入力
- 入力内容を確認して申込完了
- STEP3SIMカード到着
申込みから3日後にSIMが郵送で到着
- STEP4日本通信のマイページからMNP回線切り替え(所要時間1分)
- MNP転出元の回線はここで自動解約(私の場合は楽天モバイル)
- 回線切り替えボタンを押してから1分で切り替え完了
- STEP5SIMカードを差し替えてAPN設定(所要時間3分)
- SIMカードと一緒に届く「スタートガイド」に従って操作すれば問題なし
- SIMカードを日本通信SIMのものに差し替え
- APN切り替え
- 端末を再起動したらすぐ通信できるようになった
- (乗り換え手続き完了)
手続きが多そうに見えるかもしれませんが、難しいことは何もなく、時間もそれほどかかりません。
今回の乗り換えでは3日間に分けてステップを踏み、手続きに使った時間は合計30分ぐらいでした。
「案外時間がかからないんだな」と感じた人も多いのではないでしょうか。
- 乗り換え先の格安SIM
- 乗り換え先のプラン
の2つさえ決めてしまえば、実際の乗り換え手続きは意外とすんなり終わります。
これで通信費を抑えることができるなら、検討の余地は十分にあるはずです。
他の選択肢:HISモバイルでも良かった
今回最終的には乗り換え先を日本通信SIMにしましたが、もう1つ迷っていた先があります。
HISモバイルです。
日本通信SIMと並ぶ人気の格安SIMとしてよく名前を見ます。
私が魅力に感じていたのは「自由自在290プラン」。
- 月額基本料990円で7GB
- ドコモ回線
- データ繰り越しナシ
- 1GB追加ごとに200円
- 通話料30秒9円(通話専用アプリ不要)
こちらもシンプルでわかりやすいプランです。
「データ繰り越しはないけど月1,000円未満で7GBは心強い」と感じていました。
これまで使っていた楽天モバイルがたいてい「毎月の通信余力6.2GB=前月の繰り越し分3.1GB+今月の分3.1GB」という状態だったため、それ以上の通信量でなおかつ安くなるならHISモバイルで良いと考えていました。
とはいえ最終的に私が日本通信SIMにした理由は
- 自分はなんだかんだ月7GBも使わない
- 安心のために多めの通信量を確保しておくよりも、足りなくなったら追加する方がムダがなさそう
という結論になったからです。
もし毎月3GB以上使っていたらHISモバイルにしていました。
私よりはもう少し通信量を消費するという人(月5GBなど)でしたら、HISモバイルは一考の余地があると思います。
メモ:「楽天モバイル→日本通信SIM」のために調べたこと
ここでは私が楽天モバイルから日本通信SIMに乗り換えるにあたり、気になって調べたことを備忘として残しておきます。
あくまで個人的なメモのため、実際に乗換をする人はご自身で確認をお願いします。
●楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)
- 他社へのMNP転入手続きの完了日が楽天モバイルのサービス終了日となり、解約月となる
- 解約月は月額料金は満額発生。日割り請求は対応していない
- 解約デメリットはSPU(楽天市場でのポイントアップ)から外れることくらい
- SIMカードは要返却(MVNOでない楽天モバイルなら返却しなくて良い模様)
●日本通信
- 日本通信SIMはキャンペーン見当たらず
- 日割りはない。しかし契約日が毎月の起算日となるため、そもそも日割りの必要がない仕組みになっている(例:20日がサービス利用開始日の場合、20日から翌月19日までが料金サイクルとなる)
- 契約時の注意事項→初期費用3,300円がかかる。スターターパックを買えば数百円は節約可能
- 必要なもの→本人確認書類、クレジットカード、キャリアメール以外のメールアドレス
まとめ:通信費にモヤモヤするなら乗り換えてすっきりしよう
本記事では私が長年使ってきた「楽天モバイル(MVNO/ドコモ回線)」から「日本通信SIM」に乗り換えた
- 乗り換えの理由
- 実際の手続き方法
- 日本通信と迷った乗り換え先(HISモバイル)
について紹介してきました。
あらためて見直しの結果を簡単にまとめておきます。
格安SIM見直しの結果
Before:【楽天モバイル│3.1GBプラン】3.1GB/月、繰越あり、月額1,600円+通話料
After:【日本通信SIM│合理的シンプル290プラン】1GB/月、繰越なし、月額290円+通話料
プラン内容は日本通信SIMで非常に満足しています。
あとはしばらく使ってみないとわかりませんが、実際の通信速度(特に昼)がどうかはチェックしていきたいです。
→追記:日本通信SIMの昼の通信速度はこれまでのところストレスなく使えるレベルで満足しています
ひとまず
- 自分のデータ通信量に見合ったプランに乗り換えできた
- 安くなった
- 「割高な通信量を払っているかも」というモヤモヤがなくなった
ということで満足しています。
格安SIMの乗り換えは「面倒」という気持ちが先行してしまいますが、調べるのに時間がかかっただけで、実際の手続きは合計30分で終わるほど簡単でした。
「今の通信料にあまり納得できていないかも」という人は、乗り換えを検討してはどうでしょうか。
すっきりした気分でスマホを使いつつ、節約できたお金を「豊かな生活」のために活用しましょう。
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