”忙しくて本を読む時間がない”を解決してくれるオーディオブック。
オーディオブックサービスといえば「AmazonのAudible」と「audiobook.jp」の2つがあります。
Audibleよりも利用料が安い「audiobook.jp」の無料体験を終えたので、本ブログ記事では
- audiobook.jpと無料体験の概要
- 利用して感じたメリット4点
- 利用して感じたデメリット3点
- おすすめできる人
- 私が無料体験期間中に読了した本22冊の紹介
について、説明します。
先に結論だけ書いておくと、audiobook.jpは次のような人におすすめです。
✓月に聴く本が数冊のライトユーザー
✓オーディオブックサービスは安さ重視で選びたい人
✓トレンドの本を中心に読みたい人
audiobook.jpと無料体験の概要
audiobook.jpは日本最大級のオーディオブックサービス
まずaudiobook.jpの基本的な特徴を押さえておきましょう。
会員数 | 250万人以上 |
作品数 | 15,000点以上 |
聴き放題プラン | あり |
無料体験 | あり *通常14日間 |
オフライン再生 | 可能 |
倍速再生 | 0.5倍~4倍速 |
利用料 | 月額1080円 *年割プランなら767円/月 |
決済方法 | クレジットカード キャリア決済 |
聴き放題の作品例 *2023年4月17日時点 | ・『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ ・『悪魔を出し抜け!』ナポレオン・ヒル ・『人は聞き方が9割』永松茂久 ・『タイムマネジメント大全』池田貴将 ・『最高のコーチは、教えない。』吉井理人 ・『武士道』新渡戸稲造 ・『夢をかなえるゾウ』水野敬也 ・『教場』長岡弘樹 |
✓公式HPによると、日本語オーディオブックのラインナップ数は日本1位
✓聴き放題の料金は、Audibleの月額1500円に対して、audiobook.jpは年割プランなら767円/月とほぼ半額。安さ重視でオーディオブックをたくさん聴きたい人向け
無料体験は通常14日間
audiobook.jpでは初めて利用する人向けに無料体験が用意されています。
無料体験期間 | 通常14日間 |
無料体験できる人 | 初めて聴き放題プランに登録をする人 |
聴き放題の利用方法 | スマホのaudiobook.jpアプリ |
無料体験終了後 | 自動的に課金開始 *無料体験期間中に解約すれば利用料金は発生しない |
無料体験の始め方 | ❶audiobook.jpにアクセス ❷新規会員登録(無料) ❸聴き放題プランの無料体験に登録 ❹アプリをダウンロードしてログイン ❺聴きたい本を選んで再生 |
Audibleが通常30日間の無料体験が用意されているのと比べると、audiobook.jpは通常14日間と短い。
ですが、個人的には14日間あれば十分に
- audiobook.jpが自分に合うかどうかの判断
- 聴きたい本を数冊最後まで聴くこと
ができると思います。
私の無料体験の利用結果
ここでは、実際に私が無料体験をした際の結果を見てみます。
再生日数 | 57日(約2ヶ月) |
累計再生時間 | 150時間22分 |
聴いた作品数 | 52冊 |
最後まで聴いた作品数 | 22冊 |
私の場合は、たまたまキャンペーン期間中で無料体験が2か月間できました。
ダウンロードして聴き始めた本が52冊、うち最後まで聴いた本が22冊という結果。
ダウンロードした52冊を「もしも個別のオーディオブック作品として購入した場合」の総額は73,106円だったそうです。(アカウント情報から確認できます)
もし無料体験が通常の14日間だったとしても、およそ4分の1の金額=18,000円分のオーディオブックを聴けたことに。
無料体験を利用するだけでもかなりお得です。
audiobook.jpを利用して感じたメリット4つ
ここではaudiobook.jpを利用して良かったところやメリットについて説明します。
❶月額利用料が安い
❷再生速度が最大4倍
❸ラインナップや機能など全体的にコンパクト
❹小説の受賞作品が充実
❶月額利用料が安い
audiobook.jpを使う最大のメリットは「安さ」だと実感。
Audibleの利用料は毎月1500円かかるのに比べて、audiobook.jpなら
毎月課金の月額プラン ▶1080円/月
一年分を一括前払いする年割プラン▶767円/月
と、年割プランならAudibleのおよそ半額になります。
こうしたサブスクは固定費として毎月の家計を地味に圧迫します。
「audiobook.jpは自分に合う」と感じられた人には、月額利用料が安いというのが最大のメリットになるでしょう。
❷再生速度が最大4倍
再生速度が最大で4倍速と、超高速にできることもメリットの一つ。
大量の本をできるだけ時間をかけずに読もうと思った時に欠かせない機能です。
「4倍速再生なんて使う機会あるの?」と思われるかもしれませんが、意外にも使える場面は多い。
- 大体の内容が頭に入っている本を復習がてら聴きたい時
- 1冊の本を丁寧に1回聴くよりも、高速で4回繰り返して聴いた方が学習効率が良い場合
- 読み手がもともとゆっくり朗読するタイプの時
このような場合です。
ちなみにAudibleの再生速度は最大で3.5倍速。Audiobook.jpの方がより速く再生できます。
❸ラインナップや機能など全体的にコンパクト
本のラインナップやアプリの機能などが最低限に抑えられている感じがあり、シンプルです。
本はトレンドのビジネス書や受賞歴のある小説など、特定のカテゴリーが充実。アプリの機能もごちゃごちゃしていていません。
「なんでもかんでも」と詰め込んでいないために、安さを実現できている面もありそうです。
❹小説の受賞作品が充実
audiobook.jpの本のラインナップの特徴の一つが、「小説の受賞作品が充実している」こと。
プロのナレーターが読む小説は臨場感があり、テレビや映画よりも没入できる場合すらあります。
そんなオーディオブックと相性の良い小説のうち、「本屋大賞、芥川賞、直木賞」の受賞作をたくさん聴くことができます。
audiobook.jpを利用して感じたデメリット3つ
audiobook.jpを使って感じたのは良いところばかりではありません。
ここでは良くなかったところ、デメリットについても見ていきましょう。
❶使いにくいUI(デザイン)
❷アプリの機能性が悪い
❸本のラインナップに偏りがある
❶使いにくいUI(デザイン)
まずはアプリのUI(デザイン)が悪く、少し使いにくい。
例えば、
- 再生速度の調節がAudibleと比べて面倒
- アプリのトップページは、情報にまとまりがなく見づらい
など。
見つけたい情報を探すのに時間がかかったり、操作性が悪かったりと、私の場合はストレスを感じることがたまにありました。
❷アプリの機能性が悪い
デメリットの2つ目はアプリの機能性が悪いこと。
具体的には、
- アプリの起動後、通信によって同期が完了しないとライブラリを開けない
- 本の付属資料は手動でダウンロードしないと見られない
- Audibleは自動ダウンロード
- ライブラリの絞り込み機能に「再生済み(既読)」がない
- Audibleにはあり、読み終わった本の確認が簡単
というものです。
特に、「アプリを開く度に同期が完了しないとライブラリを開けない」というのに困りました。
少し通信環境の悪い場所に行くと、同期ができずライブラリを開けないため、せっかく事前にダウンロードしておいた本のオフライン再生ができないのです。
❸本のラインナップに偏りがある
3つ目にして、個人的には最大のデメリットだったのが「本のラインナップが弱い」ことです。
たしかにトレンドの本は押さえられているのですが、逆にいうと他は弱い。
具体的にどういう不都合があるかというと、
- テーマ性のある読書が難しい
- B級の本が多い
ということです。
例えば「コーチング」、「読書術」、「米国株投資」のようにテーマを絞って本を集中的に聴こうとしても、本のラインナップが少なくて難しい。
また、日本語オーディオブックのラインナップ数1位というPRがありますが、その中身はB級の本がけっこう多いという印象。具体的には、「大量のライトノベル」、「一年後には書店に並ばなくっているであろう次々と出てくるビジネス書」などです。
オーディオブックの数自体は多いかもしれませんが、名著やベストセラーは聞き放題の対象外となっていることが多く、「聴くに値する本」は満足するほど多くないというのが率直な感想です。
audiobook.jpをおすすめできる人
以上のメリット、デメリットを踏まえると、audiobook.jpをおすすめできるのは次のような人です。
✓月に聴く本が数冊のライトユーザー
✓オーディオブックサービスは安さ重視で選びたい人
✓トレンドの本を中心に読みたい人
月に聴く本が数冊のライトユーザー
まずは、月に10冊未満などのライトユーザーとは相性が良いでしょう。
その理由は、本のラインナップは時期によって入れ替わっていくからです。
毎月いくつかの本が聴き放題の対象から外れていく一方、新しく聴き放題となる本もたくさんあります。
ライトユーザーであれば、入れ替わっていく本の中から好みの本を見つけて聴いていくだけでも十分に感じられるでしょう。
オーディオブックサービスは安さ重視で選びたい人
オーディオブックサービスは「価格重視」で選びたいという人にもおすすめ。
オーディオブックの主要なサービスのうち、もう一つのAudibleが月額1500円の一方、audiobook.jpは年割プランなら月額767円と約半額です。
Audibleを使い続けるよりも、一年間で8000円以上安く抑えられます。
トレンドの本を中心に読みたい人
「トレンドのビジネス書や小説を読めれば十分」という人にもおすすめできます。
幅広いジャンルの本をたくさん聴きたいという場合には合いません。
しかし、流行の本や人気の本などポイントを絞った本を聴きたいという人であれば、十分に満足できるはずです。
私が無料体験期間中に読了した本22冊
- 無料体験期間中にどれぐらいの本が読めるのか?
- どのような種類の本を読めるのか?
という人の参考になればということで、私が無料体験を利用した結果をご紹介します。
無料体験期間中に読み終えた本は全部で22冊。
私の場合は約2か月間無料体験ができましたが、通常の14日間でも5~6冊は聴けたことになります。
私が聴いた本は具体的には次のようなもの。ビジネス書から古典小説まで様々に聴くことができました。
ビジネス書6冊
- 理想の自分をつくる セルフトーク・マネジメント入門 ー 鈴木義幸
- 逆境経営 山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法 ー 桜井博志
- この国を出よ ー 大前研一,柳井正
- 起業の天才!江副浩正8兆円企業リクルートをつくった男 ー 大西康之
- 9割の社会問題はビジネスで解決できる ー 田口一成
- マーケティングの心理学 ー 重田修治
教養書5冊
- サピエンス全史(上・下) ー ユヴァル・ノア・ハラリ
- あぶない一神教 ー 橋爪大三郎,佐藤優
- 知性とは何か ー 佐藤優
- 日本の10大新宗教 ー 島田裕巳
- 学問のすすめ ー 福沢諭吉
古典小説4冊
- こころ ー夏目漱石
- 銀河鉄道の夜 ー 宮沢賢治
- 河童 ー 芥川龍之介
- 蟹工船 ー 小林多喜二
現代小説7冊
- ブラックボックス ー 砂川文次
- 第166回芥川賞受賞作
- 流 ー 東山彰良
- 第153回直木賞受賞作
- 教場 ー 長岡弘樹
- 2014年本屋大賞6位
- おいしいごはんが食べられますように ー 高瀬隼子
- 第167回芥川賞受賞作
- じんかん ー 今村翔吾
- 新釈 走れメロス 他四篇 ー 森見登美彦
- 震える牛 ー 相場英雄
【退会は簡単】解約方法(無料体験のやめ方)
無料体験を利用してaudiobook.jpが自身に合っていると感じられた方は、無料体験終了後も引き続き利用することで読書がはかどるでしょう。
ですがもし合わないと感じた場合は、課金が始まる前、すなわち無料体験期間中に退会手続きをしてしまうのがオススメ。
やり方は次のとおりで、非常に簡単です。
STEP1. アプリ起動後、右下のその他を押す
STEP2. 下の方にある退会するを押す
STEP3. 確認事項を読んで確認しました3カ所にチェック
STEP4. 退会理由 を回答
STEP5. 退会する を押す
STEP6. 「退会してよろしいですか?」と聞かれるので、OKを押す
STEP7. 「退会処理が完了しました。」と表示されて完了
まとめ:audiobook.jpはライトユーザーにおすすめ
今回の内容をまとめると、
▼無料体験について
無料体験期間 | 通常14日間 |
無料体験できる人 | 初めて聴き放題プランに登録をする人 |
聴き放題の利用方法 | スマホのaudiobook.jpアプリ |
無料体験終了後 | 自動的に課金開始 *無料体験期間中に解約すれば利用料金は発生しない |
無料体験の始め方 | ❶audiobook.jpにアクセス ❷新規会員登録(無料) ❸聴き放題プランの無料体験に登録 ❹アプリをダウンロードしてログイン ❺聴きたい本を選んで再生 |
▼audiobook.jpのメリット
❶月額利用料が安い
❷再生速度が最大4倍
❸ラインナップや機能など全体的にコンパクト
❹小説の受賞作品が充実
▼audiobook.jpのデメリット
❶使いにくいUI(デザイン)
❷アプリの機能性が悪い
❸本のラインナップに偏りがある
▼おすすめできる人
✓月に聴く本が数冊のライトユーザー
✓オーディオブックサービスは安さ重視で選びたい人
✓トレンドの本を中心に読みたい人
です。
月に10冊未満の読書であれば、読みたい本も飽きることなく見つかるでしょう。
そして、価格を重視したいなら年割プランで月767円は非常に安い。
audiobook.jpはオーディオブックのライトユーザーに最適なサービスといえるでしょう。
個人的には「オーディオブックに興味があるのに使ったことがない」というのはすごくもったいない。
無料体験を利用できる間に試してみてはどうでしょうか。
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