FIRE後の気が向いた時に作成する雑記記事です。
この雑記ブログのテーマである
- 酪農
- 株式投資
- 日本酒
に関する近況や、FIRE生活について思うことをつらつらと書いていきます。
酪農
変わらず、現場にはもういないため離れた場所からの所感になります。
雑多に書いていきます。
酪農家戸数1万戸割れ
2024年にとうとう酪農家の戸数が1万を割ったとのニュースを見ました。
以前から減少傾向の続く業界ですが、ここ数年の減少幅はちょっと驚くものがあります。
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻等による経営環境の急激な悪化が主因だとは思います。ですが、決してそれだけではないだろうというのが私の考えです。
これまでこのブログで書いてきた通りですが、根本的には
- 「経営者」になれている事業主が少ないこと
- 昭和的な発想のままで来れてしまった業界慣行
によるところが大きいのだろうと推測しています。
1万戸割れも「さもありなん」というのが率直な感想です。
株式投資から見る酪農界隈
現在は投資家としての立場が主になっているため、酪農についてもその目線で見ることが多くなっています。
よって上場企業、つまり乳業メーカー、飼料メーカー等の業績を目にする機会の方が多いです。
そこから見ると、
- 最前線の酪農家は環境悪化によりそのまま苦しい経営を強いられているケースが多い一方、
- 関係企業(乳業、飼料メーカー等)は年にもよるが案外好調
というようです。
- 森永乳業
- 雪印メグミルク
- 中部飼料
- フィード・ワン
あたりの業績を見ていると、酪農現場の悲壮感とは随分隔絶された印象を受けます。
ビジネスモデル、業界慣行、政治的な動向、取引先との交渉力など、色々な要因は挙げられると思います。
ですが一言でいってしまえば、現在だけでなく過去からの蓄積を含めた「経営力の差」なのではないかと思っています。
人の流動性が高まったことで変化が起きている
酪農関係の方から最近話を聞いていた中で印象的だったのは、
- 人手不足に拍車がかかっていること
- それによって経営内容が大きく変わる事業者が、もはや珍しくないこと
です。
経営内容が大きく変わるとは、例えば次のようなものです。
- 3回搾乳をしていたが、人員不足で2回搾乳にせざるを得なくなった
- 後継者が将来見通しを考え抜いた結果、「手を引けるうちに」ということで廃業を決めた
- 放漫経営の目立っていた法人において、従業員の半数が一斉退職し、事業の縮小をせざるを得なくなった
いずれも私が実際に聞いたものです。
最近の私と酪農
資料で見たり、人から話を聞いたりという間接的な関係ではなく、私と酪農という直接的な部分ではどうかという話です。
最近では『牛を屠る(ほふる)』という本を読みました。これについてはまた別の記事にできたらと考えています。
またその本を読んだ影響もありますが、たまに思い立って「酪農アルバイト」の求人を探したりすることがあります。
お金ほしさというより、「乳牛が生きものとして好きだから」という理由からです。
FIRE前の精神的にも肉体的にも全く余裕のなかったころから、今では随分と変わってます。
今のこの状態で、
- 敬意を持てる事業主のいる牧場で
- 乳牛と向き合ってみたい
という思いがあります。
精神面や時間の拘束を強く受けるのは避けたいため、あくまでアルバイトを希望しています。ですがなかなか見つかりません。
そもそも、自宅から通える範囲での求人が全くないからです。正社員の求人はたまにあるのですが、アルバイトはないという感じです。
昨今の経済情勢を思えば、自分のわがままが叶う職場が見つかる可能性はかなり低いと思っています。ですが急ぐ必要もないため、気長に探そうと考えています。
株式投資
投資は銘柄入替を中心に、たまに取引をしています。
多いのは決算発表シーズンです。
最近だと2月が決算発表の多いタイミングでした。
- 12月期の本決算だったり
- 3月期の第3四半期末決算だったり
です。
好決算や増配発表後に株価の反応が鈍い時は、チャンスだと思って銘柄を入れ替えたりします。ある程度勝ちが見込める時はスイングトレードも少しだけします。
ここ2~3ヶ月で投資した銘柄の一例は、次のようなものです。
- 田辺工業
- セントケア・ホールディングス
- ヒューリック
- 澁澤倉庫
NISAの投資状況
NISA口座は、1株投資で少しずつ枠を埋めていってます。
原資は退職時に残した現金余力と、特定口座の保有株売却資金です。
本当は昨年8月のような急落時にまとめて投資したいのですが、そんなタイミングがいつ来るかはわかりません。ずっと待ち続けて株価が上がっていってしまうのももどかしいため、間をとっています。
最近投資していた高配当株は以下のようなものです。
- 船井総研
- セントケア・ホールディングス
- 三井住友トラスト
- 積水ハウス
- 三菱商事
- CDS
- NTT
- 明豊ファシリティワークス
- ADM(アーチャーダニエルミッドランド)
最後のADMのみ米国株です。連続増配株の穀物メジャーです。
米国の源泉税10%は気になるものの、事業内容や今の配当利回り(4.4%前後)を鑑みて、少しずつ投資しています。
優待株への関心高まる
最近は3月権利が近いこともあって、急激に優待株への関心が湧いています。
メインのポートフォリオでは配当利回りが低すぎて対象外となるような銘柄も、けっこうチェックしています。
- アシードHD
- ケアサービス
- 伊藤園第1種優先株式(これは4月権利)
- 理研ビタミン
- 日本管財
- ヤマウラ
- ベルーナ
例えばこんなのです。
普段は滅多に株系の雑誌を読まないのですが、優待株に関しては読んだら参考になりました。
伊藤園第1種優先株式あたりは、銘柄名からしてよくわからず調べたこともなかったのですが、雑誌で知って調べたらなかなか良さそうでした。
自分のお小遣いをはたいて、アシードHDなどへ既に新規投資しています。これは優待のお酒目当てです。
将来を見据えた投資にのめり込みすぎてしまうと、「今」を犠牲にし過ぎてしまう感があります。
その点優待株は今も楽しめるし、長期保有優遇系だと将来も楽しみということで、案外悪くないかもしれないなんてことを感じ始めています。
日本酒
なかなか記事にはできていないのですが、飲むことは飲んでいます。
だいたい1か月に一升瓶1本ぐらいのペースです。
以前の自分なら「これはすごい・・・」と思ったであろう、
- 飛露喜
- ソガペールエフィス
あたりも、定価で購入する機会に恵まれて飲みました。
そのあたりも踏まえて最近思うことは次のような感じです。
レア銘柄とおいしさの相関はそれほど?
飛露喜も、ソガペールエフィスも転売が問題になるほどの人気銘柄です。
ですが自分で飲んだところ、もちろんおいしのですが、「それほど他と違うか?」という感想を持ってしまいました。
正直なところ、写楽、鳳凰美田、くどき上手などの「十分人気だが店によって普通に買える銘柄」と大きな違いがあるように感じられないのです。
私の味覚がたいしたことないという可能性がもちろん大きいですが、それを差し引いたとしても「そこまでか?」という気持ちは拭えません。
これまで十四代も何度か飲んだことがあります。
そうした経験を経て思うのは、レア銘柄であることとおいしさの相関はそれほどないのではないかということです。もちろん「間違いなくおいしいこと」は担保されているのですが、それだけな気もしてしまいます。
最近は「日本酒って実はそれほど味の幅は広くないのか?」ということを感じ始めています。もちろん甘口、辛口、古酒など色んなタイプがあるわけですが、それらをひっくるめても「だいたい予想できる範囲内に味が収まってしまう」感があるのです。
今は自分の中で日本酒の停滞期に差し掛かっているのかもしれません。
とはいえ日本酒が好きなことは変わりないため、今後も定期的に飲んでいくことにはなります。
FIRE生活
日常における最近のトピックについて、思い浮かんだものを書いていきます。
確定申告でばたばた
2月は確定申告でばたばたしていました。
社会保険、所得税・住民税、配当控除をどうするか、など考えるポイントが多くて苦労します。
アドラー心理学
相変わらず本をよく読んでいます。
その中でも最近関心が強いのは、アドラー心理学です。
『嫌われる勇気』のヒットで、日本にも一気に浸透したジャンルです。
課題の分離や、決定論など面白い観点がいくつもあって、学ぶことが楽しいという感じです。
特に私は過去に囚われがちな性格なので、アドラー心理学を学んで「これから」を今よりも考えられるようになると良いなと考えています。
『嫌われる勇気』と続編の『幸せになる勇気』は読んだので、今はそれ以外の本を見つけては読んでいます。
『人生論ノート』を買ってくれた人がいるのがうれしい
昨年投稿したこちらの記事。
この記事から『人生論ノート』を実際に購入してくださった方がいました。
これがとてもうれしかったです。
何がうれしかったかというと、「自分が心から良いと思って紹介したもの」を、実際に気にして購入までしてくれた人がいるということです。
特に記事の最後に『人生論ノート』は青空文庫で無料で読めるという点まで書いてあるため、それでもなお購入してくれた人がいるというのがとてもうれしかったのです。
牧場で働いていた頃の反動で、今は収入よりも「意味」を求めています。
FIREという土台があるからこそなのですが、
「意味や意義は感じられないけど高収入の活動」への関心は低く、
「意味や意義を感じられて、そこにほんの少しでも収入がついてきたらいい」という考えがメインとなっています。
今回は以上です。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。