宇多田ヒカルさんの8枚目のアルバムが発売されましたね。今年の1月にデジタルで先行配信、2月にCD発売という流れです。
私自身は長く彼女のファンで、過去のCDアルバムは全て持っています。今回も発売に合わせCDを購入しました。ただし、熱狂的なファンとかそういうレベルではないです。単純に一番好きな歌手が宇多田さんというぐらいの一般人です。
今回はCD購入後1カ月ほど経ったので、その感想などを書いてみます。
結論としては「購入して本当に良かった」です。
収録曲

感想
前作からの変化を感じる
アルバムが出る度に、少しづつ音楽性が変わっているような印象を受けます。それがとても良いです。
前作(初恋)や前々作(Fantôme)では日本語の美しさなどにフォーカスしたというようなご本人の話をインタビュー記事か何かで見ました。たしかにその通りでした。
そして今作はどうかというと、英語も多用されています。前作からまた変化しているなという印象を受けます。そしてちょっとジャズっぽさやエレクトロニックのような要素も感じます。音楽には全く詳しくないので正しく表現できているかわかりませんが。
前作までがしっとりとした感じだったのと比べると、今作はややポップさが増しました。あくまでややですが。非常に聴きやすく、家事や仕事、運転中と場面を問わず聴ける作品です。BGMとして流すことにも向いています。
どの曲も非常に完成度が高いです。
そして初めてアルバムを一通り聴いた時よりも、何回か聴いてからの方が私の場合はより好きになりました。聴くほどに良さが深まっていく感じです。
他の歌手とはやはり全くの別物という印象
私の場合、音楽は宇多田さんを聴くばかりではなく、もちろん他の歌手も聴きます。Amazonのプライム会員になっているので、プライムミュージックで例えばヨルシカ、YOASOBI、スピッツの他、Fall Out Boyといった洋楽なども聴きます。
しかし、それらの曲はどうしても何回か聴くとすぐに飽きてしまうんですね。あるアーティストのアルバムを何作か聴いてもだいたい似通った曲が多いように感じてしまいます。良くも悪くもです。
翻って宇多田さんの場合はなかなか聞き飽きるということがありません。First Loveといった昔のアルバムでさえそうです。
どちらが良い悪いではないのでしょう。私の好みの問題なんでしょうね。
余談
以前、サカナクションのボーカルの方がインタビューで「音楽は、昔はレコードやCDのように探すものだったが、今の時代はサブスクリプションに代表されるように浴びるものになった」ということを仰っていました。なるほどと感心してしまいましたね。たしかにサブスクで聞く音楽というのはどんどん聴いてどんどん捨てるという感じで、消費性がより強くなったように思います。
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