最近このブログでよく触れているPodcast番組「COTEN RADIO」がきっかけで、歴史というジャンルに興味を持っています。
ちょうどPrime Readingで読み放題の対象として本書が挙がっていたので読んでみました。
まず結論ですが、
- 中国とアラブの歴史が大雑把につかめる
- マンガが併用されているので流れをつかみやすい・覚えやすい
- 今の中国・アラブの見方が読書前と変わった
- ニュースで中国の話題を見た時に理解度が上がった
- イスラム教でなぜ酒や豚肉食が禁じられているのか面白く知られた
です。
マンガや文章の流れから、非常にわかりやすかったです。一読しただけでも内容が頭にそれなりに残ります。
中国やアラブの歴史に興味があるという方のみならず、今の中国・アラブについて知りたいという方にも一読の価値があるでしょう。
大まかな内容
大まかな内容としては、
- 中国はなぜプライドが高いのか
- 中国が経験した歴史的トラウマ
- 中国の情報統制はなぜ厳しいのか
- イスラム教とその広がり
- オスマン帝国、エジプト、イスラエル、イラン、イラクの歴史や動き
- イスラム教の教義の背景にある合理性
といったような内容です。
文章がしっかり入ったマンガという体です。とても読みやすく内容の濃さもちょうど良い塩梅です。
感想・レビュー
Amazonのプライム会員だと無料で一冊まるまる読めるのは純粋にありがたいですね。
最近よく見かける「マンガでわかる○○○」系の本は、何冊か試し読みをしたことがあります。しかし、いずれも絵柄が受けつけなかったり、マンガ部分と文章がビッシリの部分とがアンバランスで読みにくかったりとあまり良い印象はありませんでした。今回も、読み放題の対象であったため読んでみる気になったわけです。ですが、いざ読んでみると思いの外よくできていて読んで良かったと思えました。
歴史的事実がただ並べてあるのではなく、こういう出来事・理由があったからこうなったという風に因果関係が描かれていて、流れを把握しやすいです。理解しやすく、頭にも残りやすいです。
中国・アラブの歴史におけるイギリスの挙動というのはかなり印象的でした。要所要所で影響力を行使して、自らの手はできるだけ汚さずに暗躍していたのかなと思わずにはいられませんでしたね。
そしてなぜ中国はあれほどに強くなってきたのか、どうして強権的なのかということが十分に分かったとは言えないまでも、自分なりに考えられるようになりました。それだけの判断材料は本書からある程度得られるでしょう。
COTEN RADIOで世界史・日本史のトピックに触れていき、自分が特に興味を持った人物やテーマは本でもう少し詳しく見てみる。そんな歴史の学び方が今の私にはちょうど良いです。
歴史を学んだ効用を少し感じ始めていて、
- ニュースで見聞きする世界情勢の理解度・興味の強さが上がる
- 絵画などの美術作品を見た時に気づく点が増える、感性が良くなる
- 自分を取り巻く社会・価値観は一時的なものでしかなく今後も移ろいゆくのだと思える
このように感じています。
今の時点では、高杉晋作、陽明学、仏教といったあたりに興味を持っています。これから酪農の仕事の方が繁忙期に入っていくのでいつになるかはわかりませんが、本でもう少し詳しく知っていきたいと感じています。
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