9283日本再生可能エネルギーインフラ投資法人がTOBの対象となったことを契機に、一部保有銘柄を入れ替えました。
売却銘柄
- 9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
- 9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
購入銘柄
- 1928 積水ハウス
- 8593 三菱HCキャピタル
売買の理由
- インフラファンドは連続増配株ではなく自分の投資志向に合わなかった
- インフラファンドはインフレや金利上昇に弱いと考えられる
- 9283がTOBの対象となり、並行して9284も小幅上昇し良い売り時を迎えた
- 最近の急激な円安進行を受け為替リスクの存在感を実感→日本の高配当株も一部PFへ
- 日本の高配当株でも一定レベルの連続増配銘柄がある
という感じです。
以下、
- 今回売却したインフラファンドの銘柄を実際に保有して感じたメリット・デメリット
- 投資のコアとしてきた米国高配当株ではなく、日本の高配当株に資金を投じた理由
を記しておきます。
投資を継続するにつれ、少しずつですが投資方針が変化していくことを実感しています。
インフラファンドを実際に保有して感じたメリット・デメリット
メリット
- 分配金推移の安定感
- 高利回り(分配金利回り6%以上が狙える)
- 日米の高配当株やインデックスファンドの値動きとの相関の低さ(=PFの分散性向上に寄与)
デメリット
- 値動きは思いの外あり、債券的な保有動機とはマッチしづらい
- 増資などで思わぬ値動きをする (例として9281タカラレーベン・インフラ投資法人)
- FIT制度により金利上昇・インフレに弱い
- 連続増配ではない
日本の高配当株の購入理由(⇔米国高配当株との比較)
- 米国連続増配高配当株を購入する時の目線で許容できる銘柄が少数ながらある
- 配当にかかる税金が有利(日本株は約20%、米国株は約30%)
- 為替手数料がかからない(米国株は購入時のドル転と、配当金を将来円転するときに為替手数料がかかる)
- 売買手数料がかからない(私は楽天証券を利用していて、1日100万円までの日本株売買は手数料が0円のコース=いちにち定額コースを選択しています)
- 円安が急激に進行した近時の為替水準で、円決済の米国高配当株購入には抵抗感があるため
- 『お金の大学』で著名なリベ大・両学長の「為替リスクも考慮して米国高配当株・日本高配当株の両方を持った方が良い」という考えにある程度共感できるため
雑感
以前から機を見て保有するインフラファンド株を売却したいと書いてきましたが、ようやく大部分を売却することができました。
残す銘柄は9281タカラレーベン・インフラ投資法人を1口のみです。購入時よりも価格が下がったままなのでもうしばらく売却はできない見込みです。含み益になったらすぐに売ってしまおうと考えています。
インフラファンドを保有してわかったことは、私にはやはり連続増配株が合っているということです。継続して保有する動機がやはり強くなりますね。配当成長を見ているのはとても嬉しいです。
インフラファンドにはインフラファンドの良さがあることもわかりました。他業種の株価の値動きとの相関の低さや、分配金の高位安定などです。自身の投資方針と合う方にはそれなりの使い道があるのでしょう。いずれにせよ、実際に購入して保有したからこそ、インフラファンドの良し悪しを身をもって知ることができました。そのことには満足しています。
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