時期
2016年頃(投資1年目)~
なぜ日本株の高配当株投資を選んだか
- 定期預金を上回る利回りが欲しかった
- キャピタルゲイン(値上がり益)をとりにいけるような銘柄を見つけられる自信がなかった
- 大企業の高配当株ならよほどのことがない限り損をすることはないと考えた
実際に買った銘柄(一例)
みずほFG、三菱東京UFJ銀行、日産自動車、スカパー、日本ハウスホールディングス、など
参考にしたもの
ヤフーファイナンス(スマホアプリ)
結果
- 株価の変動で一時的に含み損を抱えることはあったが、高利回りの配当金を安定してもらえることが多く、長期で保有し続けることにより最終的に株価も回復するケースの方が多かった
- 一部の銘柄(日産や日本ハウスホールディングス)が購入後しばらくしてからネガティブなニュースで株価が大きく下落したり無配転落した
学んだこと
- 高配当銘柄には成熟した企業が多く、急成長やそれによる値上がり益を狙うことは難しい
- 高配当銘柄は、高配当のまま放置されるそれなりの理由を抱えていることが多い
- 安易に買うと減配や無配転落で思わぬ損失を被りかねず、決して楽で安全な投資手法ではない
- 相場全体の値下がりに押されて保有銘柄が含み損を抱えても、「配当金をもらえるからいいか」とネガティブにならずに保有し続けられる=狼狽売りなどにつながりにくい≒不況時でもメンタルにやさしい
コメント
当時、定期預金以外の運用を始めてみたかった私は、手っ取り早く不労所得が得られる高配当株に投資をしました。
ヤフーファイナンスのアプリで、高配当ランキングを表示し、その中で過去の業績推移(売上や利益の推移)や配当金の支払い状況を見て、大きな問題はなさそうだと感じた銘柄に投資をしていきました。
実際に配当金を受け取った時はやはりうれしかったですね。
自分で何か仕事をしたわけではないのに、数千円の収入があるわけです。
それも定期預金で同じ利息をもらおうと思うと10倍近い元本が必要になるのです。
その当時は、自分が生活している社会は資本主義であり、それがどういう構造なのかなどあまり考えたこともありませんでしたが、株主になり配当を得ることで、何かしら感じ取るものはありました。
ただ、高配当だからと勢いで買った日産や日本ハウスホールディングスは、車の検査問題、ガバナンスの問題、業績不振、不正会計といった不祥事により株価が急落したり無配転落しました。
それらの株も、購入時点では過去の業績推移などそれほど問題ないように感じていましたが、そこに表れていない問題点(日産でいえば新車投入などが停滞しており将来の業績不振がマーケットでは予見されていた、等)を見落としていたことになります。
銀行株はマイナス金利政策により軒並み株価が下落し、高配当化していました。
なにはともあれ、「高配当株は高配当のままマーケットから放置されるだけの理由がある(ことが多い)」ということは痛烈に感じましたね。
一方で、購入後にチャイナショックなどで保有株が含み損を抱えても、高配当がもらえる=投資したお金がそれなりに働いているという実感が得られ、高配当株なら不況時でもわりとどっしりと構えて保有し続けられるということも私にとって重要な発見でした。
投資歴は浅いけど高配当株に投資をしたいという方、
- 上記のようなリスクもあり得る
- 候補銘柄の過去・現在・将来に問題はないか
という目線を持たれることをおすすめします。
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