米国の高分配金ETFとして知られる
- JEPI(JPMorgan Equity Premium Income ETF)
- QYLD(Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF)
の年初来騰落率(2022/5/29時点)が気になり調べてみたので、記事に残しておきます。
また、S&P500やNASDAQ100との比較もしています。
加えて、私自身上記2銘柄を少額保有しているのでこれまでの受取分配金推移を書いていきます。
JEPIやQYLDを保有するとどんな感じなんだろうという興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。
- 5/29時点の年初来騰落率は、JEPIが▲7%、QYLDが▲19%、S&P500が▲13%、NASDAQ100が▲23%
- JEPIはS&P500よりも下落幅が小さい
- QYLDはNASDAQ100よりも下落幅が小さい
JEPIとQYLDの年初来騰落率

- 青色→JEPI
- 黄色→QYLD
です。
JEPIが▲7%の一方、QYLDは▲19%と大きく下げていますね。
分配金利回りが高い点が魅力的な両銘柄ですが、キャピタルで大きく損をしたら本末転倒です。値動きにも十分注意が必要ですね。
S&P500やNASDAQ100との比較(年初来騰落率)

先ほどのグラフに
- S&P500
- NASDAQ100
の年初来の推移を追加したものです。
S&P500は▲13%、NASDAQ100は▲23%です。
JEPI(▲7%)はS&P500(▲13%)よりも値動きを抑える狙いを持って組成されたETFとして記憶しています。
この時点で見る限り、その狙いは達成されているようですね。
QYLD(▲19%)はNASDAQ100(▲23%)に関係するETFですが、そのNASDAQ100よりは下落幅がまだ小さいですね。
とはいえ少々マシぐらいといったところでしょう。
JEPIとQYLDを実際に保有してみて
私自身JEPIとQYLDのそれぞれを10万円程買って今も保有しています。いずれも2021年11月末頃に購入したので、どちらも現在は含み損です。
とはいえ、両銘柄に10万円程度をそれぞれ投じた場合、どれぐらいの分配金が実際に受け取れたかということは興味がある方には参考になる点もあるでしょう。
以下、私の分配金の受取推移(税引後、ドル)です。
分配金受取月 | JEPI(13株) | QYLD(36株) |
2021年12月 | 3.58 | 5.82 |
2022年 1月 | 4.29 | 14.35 |
2月 | 3.58 | 5.26 |
3月 | 4.33 | 5.23 |
4月 | 5.5 | 5.43 |
5月 | 4.37 | 5.3 |
※分配金の受取タイミングが月初と月末の2回あるなど不規則な月が実際にはありましたが、便宜的に月1回受け取ったものとして均して表を作成しています。
1ドル127円で換算すると、
- JEPIは約10万円の投下で月平均540円
- QYLDは約10万円の投下で月平均670円
ぐらいの分配金がこれまでのところ毎月もらえたということです。
今は私の投資時より両銘柄とも値下がりしているので、利回りは私の例よりは良くなることが見込まれますね。
具体的な数値を出すことで、投資を考えられている方にもその温度感が伝わるのではないかと思いました。ご参考になればうれしいです。


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