私が牧草地で作業をしている際に、実際に目にした不法投棄の例をご紹介します。
写真として掲載するのは
- ガラス片
- ソファー
- ブラウン管のテレビもしくはモニター
の3種類だけです。これは特に嫌な気持ちになったため写真を撮ったということです。
しかし、実際には他にも
- 弁当の空き容器
- 空き缶
- 空きビン
- ペットボトル
がよく農地に捨てられています。
私の地域では、農地一枚を一周してゴミが一つも見つからないところなど存在しないだろうというぐらの感じです。
ガラス片

農地と農地の間でアスファルトの舗装がある部分に捨てられていたガラスです。
雑草が伸びてきて草に覆われてしまうと非常に危ないです。
誰がどうして捨てたのかはもちろん不明です。
ソファー


農地の脇にあるちょっとした竹藪の中に捨てられていた黒いソファーです。
実際に目の当たりにした時は目を疑いました。
ソファーの処分費用を払いたくなくてこのようなことをするのでしょうか。
ブラウン管のテレビもしくはモニター


こちらは農地の脇にある側溝に捨てられていたテレビもしくはモニターです。
交通量の多い通りから少し脇に入った、よほど人が来ないであろう農地の脇に捨てられていました。
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私が厭世的になる時
私は時に厭世的になることがあります。こうしたものを見つけた時がまさしくそうなる時です。
こうした不法投棄の話をメディアなどで見聞きしたことがある方は一定数いるでしょう。ですが、当事者としてこうした光景を目の前にした際の衝撃は想像以上かと思います。ひどく陰鬱な気持ちになります。
どうしてこんな心無いことをするのだろう。そこで農作業をする人々が実際にいることを分かっているのだろうか。そうした人がどんな気持ちでそれを見つけ、どのように対処に困るのか想像をしているのだろうか。
そのようなことは考えないから不法投棄をするのでしょうね。
ですが、各農地に監視カメラを設置したり、誰かが警戒して巡回を毎日するといったことは現実的ではありません。
なかなかなくすことができない事象だと思っています。不法投棄に実際に手を染める人はごくごく一部の人たちでしょう。ですがそうした人々がいなくなることはまずないと思っています。
酪農をする上での実際問題
ガラス片や空き缶などが収穫される牧草の中に紛れることは十分にありうることです。
というよりも、給餌の際に空き缶やペットボトルが牧草に紛れていることを見つけるというのは実際にあります。
万が一牛がそうしたゴミの破片を口にしてしまうとやはり危険です。
経済的な損失ももちろん生じ得るでしょう。
ですがそれ以上に、牛がかわいそうですよね。これに尽きると思います。
農地で作業をする人の存在
今回の記事をご覧になってどのように思われましたか。
不法投棄をしたり、車からごみをポイ捨てする人というのは少数だと思っています。
ですが、あなた自身がそうでない場合でも、それほどの悪意も持たずにそうした行動をとられる方がもし周りにいれば、止めてほしいですね。
ごみを捨てる人からすれば名もない辺鄙な農地にちょっとゴミを捨てるだけ。そのような感覚かもしれません。
ですが、少しでも手を加えられている農地であれば必ずそこで思いを持って農作業をしている人がいます。その「人の存在」をもう少し想像できる社会であってほしい。理想論に過ぎませんが、そのように思います。
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